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安全逃避の目的でドルや米国債を買う動きは広がる可能性も

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 新型コロナウイルスの感染再拡大を警戒して6月26日のニューヨーク市場では、株安・債券高・ドル高の相場展開となった。ウイルス感染の再拡大によって欧米諸国などの景気回復に遅れが生じることを警戒して主要国の株式が大幅安となった場合、投資家のリスク許容度は一段と低下し、安全通貨としての米ドルの需要は再び強まるとの見方が出ているようだ。

 現時点で米ドルに対する市場の信認は特に損なわれていないことや、米金融当局がマイナス金利を導入する考えはないことも、ドルの需要を高める要因とみられる。米国の多くの州で経済活動を抑制する措置が講じられた場合、安全逃避の目的でドルや米国債を買う動きは広がる可能性がある。
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