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25日の中国本土市場概況:上海総合0.6%安で3日ぶり反落、証券セクターに売り

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連休明け29日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比18.03ポイント(0.61%)安の2961.52ポイントと3日ぶりに反落している(上海A株指数は0.60%安の3104.20ポイント)。

新型コロナ感染拡大「第2波」を警戒。中国当局は28日、食品卸売市場でクラスターが発生した北京市で27日、新規感染14人を確認したと発表した。北京近郊の住民50万人近くを対象に、当局はロックダウン(都市封鎖)の措置を講じている。経済回復ペースが鈍化するとの見方も広がった。また、香港の統制を強化する「香港国家安全維持法」を巡り、米中が対立していることも不安視されている。

業種別では、証券が安い。海通証券(600837/SH)が4.8%、華泰証券(601688/SH)が4.6%、中信証券(600030/SH)が3.1%ずつ下落した。「中国の金融当局は証券市場の発展を促すため、商業銀行に証券業務を認めることを検討中」と伝えられている。このほか不動産株、資源・素材株、保険株、ハイテク株、インフラ関連株、運輸株、自動車株なども売られた。

半面、ヘルスケア株は高い。上海復星医薬集団(600196/SH)が3.7%上昇した。食品飲料株、発電株の一角も買われている。

一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が2.26ポイント(1.06%)安の211.23ポイント、深センB株指数が13.57ポイント(1.55%)安の864.30ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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