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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日ぶり反落、ボルソナロ大統領の新型コロナ感染などを警戒

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【ブラジル】ボベスパ指数 97761.04 -1.19%
7日のブラジル株式市場は5日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1176.12ポイント安(-1.19%)の97761.04で取引を終了した。98938.00から97272.00まで下落した。

小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジで推移した。ボルソナロ大統領が新型コロナウイルスに感染したとの報告が、国内政治不安などへの懸念を高めた。また、米国などでの新型コロナ感染が再拡大していることも圧迫材料。ほかに、連日の上昇で足元では高値警戒感が強い。

【ロシア】MICEX指数 2825.21 -0.35%
7日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比9.97ポイント安(-0.35%)の2825.21で取引を終了した。2835.76から2814.40まで下落した。

おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、米国などで新型コロナウイルス感染が再び拡大していることなども警戒された。国内では、貿易黒字の大幅縮小などが財政支出の拡大期待を後退させた。1-5月の貿易黒字は前年同期比で40.4%減少したと報告された。

【インド】SENSEX指数 36674.52 +0.51%
7日のインドSENSEX指数は5日続伸。前日比187.24ポイント高(+0.51%)の36674.52、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同36.00ポイント高(+0.33%)の10799.65で取引を終えた。

前半は売られる場面もあったが、その後は買い戻された。国内における新型コロナウイルスの感染がピークアウトを迎えたとの見方が好感された。また、6月の貿易収支が黒字に転換するとの予想も支援材料。予想通りなら6月の貿易黒字は18年ぶりになる。

【中国本土】上海指数総合 3345.34 +0.37%
7日の上海指数総合は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.46ポイント高(+0.37%)の3345.34ポイントと6日続伸している。約2年5カ月ぶりの高値水準を切り上げた。

相場の先高観が強まる流れ。政府系メディアが6日、株高を支持する論陣を張ったことが引き続き材料視された。証券口座の開設数が急増している——と伝わったことも好材料。現地メディアのまとめによれば、国泰君安証券では週明け6日のオンライン開設数が平時に比べて約80%増加し、華泰証券でも7月に入ってからの1日当たり開設数が前月比で30%近く増えたという。景気持ち直しの期待も続く。先週までに公表された中国の経済指標が相次いで上振れるなか、市場では今年4~6月期の国内総生産(GDP)がプラス成長を回復するとの観測も浮上した。



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