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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、香港問題をめぐる米中対立への懸念

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【ブラジル】ボベスパ指数 99769.88 +2.05%
8日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比2008.84ポイント高(+2.05%)の99769.88で取引を終了した。97765.00から99972.8まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。経済指標の改善を受け、早期の景気回復期待が高まった。5月の小売売上高は前月比で13.9%上昇し、前月のマイナス16.3%(改定値)と市場予想のプラス5.9%を大幅に上回った。また、米株式市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、国内における新型コロナウイルスの感染状況が改善されていないことが引き続き警戒された。

【ロシア】MICEX指数 2825.21 -0.35%
8日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比9.97ポイント安(-0.35%)の2825.21で取引を終了した。2835.76から2814.40まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。香港問題をめぐる米中対立への懸念が高まっていることが指数の足かせに。また、国内外における新型コロナウイルス感染の再拡大懸念も引き続き圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。経済指標の改善に伴う景気の回復期待が引き続き指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 36329.01 -0.94%
8日のインドSENSEX指数は6日ぶりに反落。前日比345.51ポイント安(-0.94%)の36329.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同93.90ポイント安(-0.87%)の10705.75で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は終盤にマイナス圏に転落した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、欧州市場の下落も終盤も売り圧力を強めた。このほか、米国などでの新型コロナウイルス感染の再拡大などが警戒された。

【中国本土】上海指数総合 3403.44 +1.74%
8日の上海指数総合は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比58.10ポイント高(+1.74%)の3403.44ポイントと7日続伸している。約2年5カ月ぶりの高値水準を切り上げた。

相場の先行きに楽観ムードが広がる流れ。中国政府系メディアが株高を支持する論陣を張ったことや、証券口座の開設数が急増していることなどが引き続き材料視されている。新型コロナウイルス感染再拡大の警戒感もやや後退。北京市衛生健康委員会は8日、新型コロナウイルスの新規感染者が7日までに2日連続でゼロに抑えられたと報告した。卸売市場「新発地市場」を発端とする集団感染が発生した6月11日以降、北京市では6日に新規感染者が初めてゼロとなっている。
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