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9日の中国本土市場概況:上海総合1.4%高で8日続伸、ハイテク関連に買い継続

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9日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比47.15ポイント(1.39%)高の3450.59ポイントと8日続伸している(上海A株指数は1.38%高の3616.87ポイント)。2年5カ月ぶりの高値水準を切り上げた。

前日までの好地合いを継ぐ。直近の上昇ピッチが急だったこともあり、戻り待ちの売り圧力は意識されるものの、相場の先高観が勝った。中国政府系メディアが株高を支持する論陣を張ったことや、証券口座の開設数が急増していることなどが引き続き材料視されている。指数は朝方に弱含む場面がみられたものの、徐々に上げ幅を広げた。

業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)がストップ高、パワーエレクトロニクス用半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(StarPower Semiconductor:603290/SH)が5.2%高、半導体組立・検査で中国トップの江蘇長電科技(600584/SH)が4.1%高で引けた。それぞれ連日で上場来高値を更新している。

医薬品株も高い。抗生物質や原薬などの華北製薬(600812/SH)が8.0%、バイオ医薬品メーカーの金宇生物技術(600201/SH)が5.1%、CRO(医薬品開発業務受託機関)で中国トップの薬明康徳(603259/SH)が4.5%ずつ上昇した。薬明康徳は最高値を切り上げている。このほか不動産株、保険株、海運株、防衛関連株、非鉄株、産金株、消費関連株なども買われた。

半面、銀行株は安い。最大手行の中国工商銀行(601398/SH)が1.7%下落した。証券株や空運株の一角も売られている。

一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が3.95ポイント(1.64%)高の244.91ポイント、深センB株指数が2.16ポイント(0.23%)高の929.88ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)




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