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今日の為替市場ポイント:ウイルス感染増加を警戒してリスク選好の円売り抑制も

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10日のドル・円は、東京市場では107円26銭から106円81銭まで下落。欧米市場でドルは106円65銭まで下落した後に106円95銭まで反発し、106円92銭で取引終了。

本日13日のドル・円は、主に106円台後半で推移か。国内外でウイルス感染者の増加が報告されており、リスク選好的な円売りは引き続き抑制される可能性がある。

米国における新型コロナウイルスの感染は拡大しており、感染流行が終息する兆候は表れていないようだ。現時点で都市封鎖(ロックダウン)などの強力な経済制限措置が導入される可能性は低いとみられているが、ウイルス感染の拡大が抑止できない場合、感染者が大幅に増加している州・地域などで何らかの制限措置が導入される可能性は残されている。

米国株式市場は追加の経済支援策を期待しているが、経済制限措置が再び導入された場合、米国株式の大幅安を警戒して、米国債やドルなどの安全資産への資金シフトが発生し、株安でもドル買いが再び強まるケースもあり得る。米国や中国の経済指標の改善は基本的にドル買い(円売り)材料となる。今週発表される中国の4-6月期国内総生産(GDP)や6月の米小売売上高が市場予想を上回った場合、リスク選好的なドル買い・円売りが優勢となる可能性がある。

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