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注目銘柄ダイジェスト(前場):ブロッコリー、オープンハウス、オンワードHDなど

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オープンハウス<3288>:3320円(-325円)
急落。961万7200株の公募増資、469万4500株の自己株式処分、68万4600株のオーバーアロットメントによる売出を発表している。トータルの株数は1499万6300株となり、これは自己株式を除いた発行済み株式数の13.6%の水準となる。目先の需給悪化、並びに、株式価値の希薄化をマイナス視する動きが優勢となっている。なお、公募価格の決定期間は7月20日から27日までの間となっている。


オンワードHD<8016>:306円(+22円)
大幅続伸。デジタル技術を使った衣料品の製造販売でZOZO<3092>と提携すると報じられている。ZOZOが持つ体形データを活用し、8月からオーダーメードのジャケット販売などを「ZOZOTOWN」で展開していくようだ。スタート時は男女向けにジャケットやパンツなど28種類を販売、5年で年間売上高100億円を目指すもよう。足元の業績悪化を受けてEC強化が課題となっていた中、連携による集客力強化への期待が先行。


良品計画<7453>:1359円(-12円)
もみ合い。先週末に第1四半期決算を発表。営業損益は29億円の赤字で、新たに公表した20年8月期計画(決算期変更のため6カ月決算)も20億円の赤字となっている。市場予想はやや下回る着地であったが、大きなサプライズはない印象。先週末は米子会社のチャプター11申請で下げ幅を広げたが、この申請に関してはむしろポジティブとの見方もあるようだ。ただ、引き続き在庫水準が高いなど、全般的に決算があく抜けにつながる動きとはならず。


安川電<6506>:4025円(-85円)
もみ合い。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は62.3億円で前年同期比21.6%減益となり、会社計画40億円を上振れる着地に。一方、上半期計画を発表、営業利益は107億円としている。コンセンサスは上振れとみられるが、前四半期比では減益を想定している。また、上半期末配当金は12円とし、前年同期26円からは減配計画。回復期待が株価に織り込まれつつあった中、受注の先行き見通しなどは上値の重しとなる形に。


ダイケン<5900>:732円(+6円)
大幅に3日続伸。21年2月期第1四半期(20年3-5月)の営業利益を0.55億円(前年同期実績0.04億円)と発表している。主力の建築関連製品で材料価格の低下や内製化による原価低減、運搬費等の販管費の削減が奏功し、利益が拡大した。第2四半期累計予想の0.60億円に対する進捗率が91.7%に達しており、第1四半期の順調なスタートが好感されている。通期予想は前期比0.5%減の4.00億円で据え置いた。


ブロッコリー<2706>:1526円(+201円)
大幅に続伸。21年2月期第1四半期(20年3-5月)の営業利益を前年同期比294.5%増の2.43億円と発表している。映画「劇場版うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEキングダム」の収益配分が増益に寄与した。また、関連ゲームソフトや関連CD、他社ライセンスフィギュア、トレーディングカードゲームも好調だった。通期予想は前期比32.2%増の9.00億円で据え置いた。進捗率は27.0%。


大和コン<3816>:1697円(+118円)
大幅に3日ぶり反発。31日を基準日として1株につき1.2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図る。効力発生日は8月1日のため、20年7月期の期末配当は分割前として計算される。株式分割に加え、前営業日までの続落で値頃感が高まったとの見方から押し目買いも入っているようだ。
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