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日経平均は230円高でスタート、ファナックや信越化が上昇

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22817.91;+230.90
TOPIX;1579.10;+13.95

[寄り付き概況]

 15日の日経平均は230.90円高の22817.91円と反発して取引を開始した。前日14日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は556.79ドル高の26642.59ドル、ナスダックは97.73ポイント高の10488.58ポイントで取引を終了した。カリフォルニア州などウイルス感染再燃により経済活動の再開を数段階戻す動きが見られ景気回復が遅れるとの懸念や米中関係の悪化懸念から下落で寄り付いた。しかし、引き続きウイルスワクチン開発期待が下支えとなり上昇に転じた。ハイテク株の利益確定が散見される一方、当局による大規模支援策が長期に渡って維持されるとの期待から引けにかけては景気循環株がけん引し上昇幅を拡大した。

 米株高を受けた今日の東京株式市場は、買い先行で始まった。取引開始前に、米モデルナが開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、初期の治験で投与した治験参加者に免疫反応が確認できたと発表したと伝えられ、買い材料視された。また、昨日の日経平均が200円近く下げた後ということもあり、買いが入りやすかった。一方、日本でも新型コロナウイルス感染症拡大に対する警戒感はさらに強くなっており、加えて、米中対立先鋭化の懸念も拡大している。しかし、寄り付き段階では米株高の流れや新型コロナウイルスワクチンへの期待感などから買いが優勢となった。

 セクター別では、鉄鋼、鉱業、海運業、空運業、非鉄金属などが上昇率上位。精密機器のみ下落。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、三井住友<8316>、信越化<4063>などが上昇。他方、レーザーテック<6920>、NTTドコモ<9437>、ダイフク<6383>、神戸物産<3038>などが下落している。
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