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注目銘柄ダイジェスト(前場):ベイカレント、古河電工、グリムスなど

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古河電工<5801>:2788円(+160円)
大幅続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も2200円から3200円に引き上げている。低採算事業の選択と集中、戦略分野への早期先行投資などポートフォリオ改革を着実に実行、従来以上に強靭な経営基盤を確立しつつあると考えているもよう。WFH需要によるネットワーク投資加速、国内洋上風力発電市場の立ち上がりなど中期的な事業環境も好転と。


ベイカレント<6532>:10980円( - )
ストップ高買い気配。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は29.9億円で前年同期比82.0%増と大幅増益になっている。通期の収益予想は非開示だが、据え置きの売上収益予想は350-380億円のレンジ、上限値に対しても第1四半期の進捗率は26.4%と上振れ推移とみられる。増員しているコンサルタントの戦力化が業績拡大の背景。事業活動制約の中での高い業績成長を評価する動きが強まっている。


AGC<5201>:3250円(+95円)
続伸。上半期営業利益は220億円前後で前年同期比半減になったもようとの観測報道が伝わっている。5月の下方修正数値を約30億円下回る水準。塩ビ樹脂など化学品の販売が低迷し、自動車向けガラスもメーカーの生産調整の影響が強まったもよう。ただ、通期の市場想定が35%減益程度であることから、ネガティブなインパクトは限定的。また、足元では塩ビ価格が上昇傾向にあり、自動車向けガラスの供給も戻りつつあるとされている。


北川精機<6327>:474円(+11円)
大幅に4日続伸。20年6月期の営業利益を従来予想の3.50億円から4.60億円(前期実績5.76億円)に上方修正している。大型案件の受注を背景に工場が高稼働率を維持し、生産効率が上昇した。また、原価管理を徹底したことも利益を押し上げる見込み。7日に直近高値(479円)を付けた後は株価水準が切り下がっていたため、押し目買いを入れている向きもあるようだ。


グリムス<3150>:3140円(+170円)
大幅に反発。8月31日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図る。併せて定款を一部変更し、発行可能株式総数を2400万株から4800万株に増やす。21年3月期の年間配当を従来予想の24.00円から12.00円に修正するが、株式分割に伴うもので実質的な変更はない。


JPX<8697>:2679円(+131円)
大幅続伸。上場廃止によるソニーFH<8729>の日経平均除外に伴い、昨日、新規採用銘柄として同社が選出されている。今後のパッシブファンドの買い入れインパクトを先取りする動きが優勢になっている。もともと最有力候補と位置付けられ、足元株価は堅調な推移が続いていたが、正式発表をあらためて好感する流れに。7月28日終値を基準に買い入れ需要が発生、大和証券では18.48日分の買い入れインパクトと試算している。


アクトコール<6064>:1227円(-52円)
伸び悩み大幅下落。20年9月期第2四半期累計(19年12月-20年5月)の営業利益を前年同期比19.2%増の4.87億円と発表している。決済ソリューション事業や住生活関連総合アウトソーシング事業が好調だったことから利益が拡大した。通期予想は7.75億円(前期比増減率は非開示)で据え置いた。進捗率は62.8%に達しており、近く上方修正が期待できるとの見方から朝は買われていたが、その後はマイナスに転じている。
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