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第一三共、三菱自、富士フイルムなど

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<4568> 第一三共 9557 +891
急伸。アストラゼネカと抗がん剤DS-1062の共同開発・販売で提携したことを発表している。契約金額は総額で6600億円、うち、契約一時金1100億円、開発マイルストン最大1100億円、販売マイルストン最大4400億円となっている。一時金、開発マイルストンは契約期間を通じて売り上げが繰延計上される。収益上乗せ要因となるほか、臨床開発の迅速化、開発費負担の軽減などにつながるとの期待が先行。


<3635> コーエーテクモ 3880 +460
急騰。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は43.9億円で前年同期比4.6倍の大幅増益となった。通期計画は引き続き未公表としている。ソーシャルゲーム事業は中国「三国志戦略版」を中心に安定的に推移しており、リピート販売も順調に販売本数を積み上げたようだ。水準は市場コンセンサスも上回ったとみられる。新作販売スケジュールなどには不透明感も残るが、高い業績変化率にインパクトが強まる展開となっている。


<6923> スタンレー電 2786 +117
大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は4.5億円の赤字となったが、市場予想は15億円程度の赤字であり、想定以上に底堅いスタートと受けとめられている。また、未定としていた通期予想も公表、営業利益は300億円で前期比20.8%増益としている。こちらも市場期待以上の大幅増益となる形に。売上は2ケタ減を想定だが、コスト低減や新モデル効果による収益性向上を見込んでいるようだ。


<6305> 日立建機 3085 -205
大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、調整後営業利益は29.4億円で前年同期比87.2%減益となっている。中国売上が想定外に横ばいにとどまったことで、市場予想を下回る水準になっている。また、会社側では回復スピードが想定より緩やかになる可能性にも言及、世界需要台数見通しに関して下半期は下方修正しているようだ。好調な中国市場における相対的な伸び悩みをネガティブ視する動きが優勢に。


<7211> 三菱自 236 -34
大幅続落。前日に第1四半期決算を発表。営業損益は533億円の赤字と大幅な赤字決算となった、通期予想は1400億円の赤字で市場想定を大幅に上回る赤字見通しとなったほか、構造改革費用計上などで最終損益は3600億円の赤字見通しに。未定としていた配当金は無配とした。また、中期計画も発表、23年3月期営業利益500億円、26年3月期営業利益率6%などを掲げているほか、欧州への新車投入凍結はサプライズ。


<6988> 日東電 6190 -100
反落。前日に第1四半期決算を発表。営業益は174億円で前年同期比17.2%増益となった。ノートパソコンやタブレット向けなどに需要が増加して、事前予想の140億円を上振れた。一方、上半期計画の350億円は据え置き、新たに公表した通期計画は640億円で前期比8.2%減益を見込む。保守的との印象も残るが、モメンタム低下が意識される形となり、株価も高値圏であったことから利食い売りが優勢の展開に。


<4666> パーク24 1621 -119
大幅続落。野村證券では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に、目標株価も2700円から1900円に引き下げた。カーシェア需要の成長性への評価は不変だが、国内で新型コロナ感染者数が再度増加傾向にあり、駐車場事業の稼働率には向かい風と分析する。21年10月期以降の業績予想を引き下げるとともに、バリュエーション面での割安感が乏しくなったと指摘。21年10月期営業益は218億円から145億円に減額。


<6200> インソース 2274 -239
急落。前日に第3四半期決算を発表、営業利益は4.3億円で前年同期比54.0%減益となった。上半期は2ケタの増収増益であった。また、通期予想を下方修正、営業利益は8.8億円から7.6億円、前期比41.7%減益まで減額している。事業活動正常化に伴う売上回復が遅れていることを下方修正の背景としている。想定以上の業績悪化を受けて、株価の割高感も意識される展開に。


<4901> 富士フイルム 4925 +148
大幅続伸。米政府が同社の米国子会社フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズに対して、新型コロナのワクチン生産を支援するため、約280億円を拠出すると発表している。早期のワクチン供給を目指す政府計画の一環であり、生産拠点を視察したトランプ大統領は、「劇的に生産を増やせる」との期待感を示しているもよう。米政府支援によってワクチンの早期開発に弾みがつくとの期待感が先行へ。


<3132> マクニカ富士 1751 +90
大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は38.5億円で前年同期比30.9%増と大幅増益を達成。上半期計画、通期計画はそれぞれ2ケタ減益であり、想定以上に好調な滑り出しとの評価が高まった。中国市場や半導体市場向けの電子デバイスが好調だったほか、リモートワークの増加に伴ってネットワーク関連商品やクラウド関連商品が伸びた。第2四半期以降の大きな環境変化も想定しにくく、上振れ期待が高まる形に。


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