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日経平均は113円安でスタート、キヤノンやファナックが軟調

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22543.89;-113.49
TOPIX;1560.67;-8.45

[寄り付き概況]

 29日の日経平均は113.49円安の22543.89円と4日続落して取引を開始した。前日28日の米国株式相場は反落。ダウ平均は205.49ドル安の26379.28ドル、ナスダックは134.17ポイント安の10402.09ポイントで取引を終了した。共和党上院が追加財政策案を発表したものの、民主党案とかけ離れており交渉が長引くとの懸念が強まったほか、7月消費者信頼感指数が予想を下回り、景気回復が停滞するとの懸念も強まり下落で寄り付いた。その後、連邦準備制度理事会(FRB)が緊急融資プログラムを9月末から12月末まで延長することを発表すると一時下げ幅を縮小したが、景気回復への懸念が払拭できず、引けにかけては再び下落幅を拡大した。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場は売り先行で始まった。引き続き、新型コロナウイルス感染拡大や、西側諸国と中国との関係悪化などに対する警戒感が強く買い手控え要因となった。加えて、4-6月期決算発表がピークを迎えつつある中、予想を下回る決算を発表した銘柄が売られる傾向があり、決算内容を見極めたいとするムードも強く、積極的な買いは見送られた。また、外為市場で1ドル=105円近辺と昨日の円の安値に比べて60-70銭ほど円高・ドル安となっていることも相場の重しとなった。

 セクター別では、電気・ガス業、鉱業の2業種が上昇、保険業、空運業、鉄鋼、化学、建設業などが下落率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、シマノ<7309>、オムロン<6645>、オープンハウス<3288>、中外薬<4519>、三菱UFJ<8306>などが上昇。他方、トヨタ<7203>、キヤノン<7751>、ファナック<6954>、ソニー<6758>、三菱商事<8058>、積水ハウス<1928>、JPX<8697>、ダイキン<6367>などが下落している。
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