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概況からBRICsを知ろう 上海指数総合は値上がり、中国の政策期待が高まる流れ

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【ブラジル】ボベスパ指数 102912.24 -2.00%
31日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2096.46ポイント安(-2.00%)の102912.24で取引を終了した。105462.1から102642.00まで下落した。

小幅高で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。世界経済をけん引する米経済指標の急悪化が引き続き警戒されたほか、国内景気の回復遅れ懸念が圧迫材料。また、国内外における新型コロナウイルス感染の再拡大なども嫌気された。ほかに、最近の上昇で足元では高値警戒感が強い。

【ロシア】MICEX指数 2911.57 +1.00%
31日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比28.94ポイント高(+1.00%)の2911.57で取引を終了した。2899.58から2917.69まで上昇した。

高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。IT業界の法人税が引き下げられたことが対象銘柄の物色手掛かり。プーチン首相はこのほど、IT業界の法人減税案に署名した。これにより、IT業界の給与税と法人税は、それぞれ従来の14%、20%から7.6%、3%に引き下げられた。また、中国の経済指標が堅調だったことも対中輸出の増加期待を高めた。一方、米経済の失速などが指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 37606.89 -0.34%
31日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比129.18ポイント安(-0.34%)の37606.89、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.70ポイント安(-0.26%)の11073.45で取引を終えた。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。世界経済をけん引する米経済指標の急悪化が警戒された。米商務省が発表した4−6月期の国内総生産(GDP)速報値が過去最大の落ち込みを記録したほか、週次失業保険申請数も2週連続で増加した。

【中国本土】上海指数総合 3310.01 +0.71%
31日の上海指数総合は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比23.18ポイント高(+0.71%)の3310.01ポイントと反発した。

中国の政策期待が高まる流れ。30日に開かれた中国共産党の中央政治局会議では、20年下半期の政策運営方針が確認されている。うち財政政策に関しては、「より積極的で効果的なものとし、実効性を重視する」とした。新型コロナウイルス感染再拡大を不安視した売りがみられたものの、下値は固く、終盤に入り再びプラス圏に浮上している。朝方公表された7月の中国経済指標では、製造業PMIが上振れる半面、非製造業PMIは下振れている。相場に対する反応は、限定的なものにとどまった。
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