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すららネット—2Qは2ケタ増収・各利益は黒字に転換、業績予想の上方修正も発表

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すららネット<3998>は7月31日、2020年12月期第2四半期(20年1月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比25.0%増の6.77億円、営業利益が1.85億円(前年同期は0.58億円の損失)、経常利益が1.93億円(同0.58億円の損失)、四半期純利益が1.34億円(同0.41億円の損失)となった。

学習塾マーケットの売上高は前年同期比11.9%増の3.34億円となった。主要顧客の学習塾マーケットでは、「低学力の生徒に対する学力向上教材」として強固なポジショニングの認知が進み、同社サービスを使って独立開業や、従来塾を経営されている個人顧客に加え、地方の大手塾や放課後等デイサービス施設との新たな契約が堅調に進捗している。また、コロナウイルス感染症拡大によるオンライン学習の需要が拡大したこと及び新学期開始による新たなIDの申込が発生し、当第2四半期末時点の導入校数993校(前期末比162校増加)、ID数は23,268ID(前期末比5,119ID増加)となった。

学校マーケットの売上高は同22.2%増の1.98億円となった。私立学校における活用の拡大と深化が進んだことに加え、通信制高校、海外の日本人学校や公立学校などでの採用などが進み、契約数は堅調に進捗している。コロナウイルス感染症拡大により政府のGIGAスクール構想が加速したこともあり、自治体・公立学校での「すらら」ならびに「すらら」姉妹版「すららドリル」の導入が進み、当第2四半期末時点の導入校数は402校(前期末比219校増加)、ID課金数(校舎課金を除く。)は72,087ID(前期末比38,611ID増加)となった。

BtoCマーケットの売上高は同82.6%増の1.39億円となった。第3の事業の柱として「個人学習者向けのBtoCマーケット(個人学習者を対象とした販路を指します。)」における事業展開を進めている。コロナウイルス感染症拡大による自宅学習の増加と昨今社会問題として注目されつつある不登校に関する問い合わせの増加により、ID数は増加傾向にあり、当第2四半期末時点のID数は3,572ID(前期末比1,223ID増加)となった。

海外マーケットでは、コロナウイルス感染症拡大に伴う休校が継続しており、当期末時点のID数は2,131ID(前期末比270ID減少)となった。

同社全体の当第2四半期末時点における導入校数は1,447校(前期末比391校増加)、利用ID数は109,972ID(前期末比40,005ID増加)となった。

2020年12月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比29.8%増(前回予想比8.6%増)の14.81億円、営業利益が同321.6%増(同78.7%増)の2.71億円、経常利益が同331.0%増(同64.8%増)の2.83億円、当期純利益が同340.4%増(同69.3%増)の1.93億円としている。


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