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ソニー、良品計画、ファーストリテなど

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<6367> ダイキン工 18750 -130
反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は545億円で前年同期比39.2%減、市場予想を100億円以上上回った。通期予想も従来の1500億円から1700億円、前期比36.0%減益にまで上方修正。ただ、上半期は400億円から1000億円に増額修正しており、実質下半期は下方修正の形に。新型コロナの影響長期化を織り込んでおり、市場予想の2000億円程度も下振れ。株価は高値圏にあり、出尽くし感に。


<8306> 三菱UFJ 411.7 -0.7
小反落。前日に第1四半期決算を発表、純利益は1835億円で前年同期比52.9%減益だが、市場予想は上回り、通期計画に対する進捗率も33%に達している。債券関係損益の拡大が堅調なスタートになった背景。ただ、在外子会社の与信関連費用が7-9月期には増加見込みなどともされ、懸念材料ともなっているもよう。また、前日の米国長期金利の低下なども銀行株にとっては逆風のようだ。


<9983> ファーストリテ 58660 -300
反落。前日に7月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比4.4%増、2カ月連続の増加となったが、6月の同26.2%増から伸び率は低下している。客数が同2.5%増加し、客単価も同1.9%の上昇に。全国的に梅雨明けが例年よりも遅かったなど、長雨や艇気温の影響が増収率の低下につながっているようだ。ただ、同業各社も総じてモメンタムを低下させており、特にネガティブな反応も強まってはいない。


<6758> ソニー 8546 -140
伸び悩み反落。前日に第1四半期決算を発表、営業益は2284億円で前年同期比1.1%減、1400億円程度の市場コンセンサスを大きく上回った。巣ごもり消費拡大によりゲーム&ネットワークサービスが好調で、下支え役に。ただ、通期予想は6200億円と公表、6500億円程度の市場予想を下回っており、決算期待への買いが先行していたこともあって、ネガティブに捉えられた。自社株買い実施発表のインパクトも限定的。


<2212> 山崎パン 1658 -198
急反落。前日に上半期決算を発表、営業利益は98.7億円で前年同期比26.7%減となった。従来計画の146億円を大幅に下回る着地に。また、通期予想は従来の275億円から200億円、前期比19.4%減益に下方修正。コンビニやベーカリーなど小売業において、休店や営業時間短縮による来店客数の減少の影響が強まったもよう。下振れ自体は想定線だが、下方修正幅の大きさは想定以上と捉えられた。


<6240> ヤマシンF 1090 +150
ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は1億円の赤字で前年同期比2.1億円の損益悪化となった。一方、通期予想は従来の5.9億円から12.3億円に大幅上方修正、ポジティブなサプライズにつながった。合成高分子系ナノファイバーを活用したマスクや取替用インナーシートを製品化し、5月より販売開始したが、9月以降はドラッグストアチェーンなどに対し本格的な量産供給が開始される見通しという。


<7951> ヤマハ 4875 -395
急落。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は15億円の赤字で10億円程度の黒字であった市場予想を下回った。また、通期営業利益予想は225億円で前期比48.1%の減益を見込む。市場予想を100億円程度下回る水準であり、ネガティブに捉える動きが優勢となった。業績予想の前提は保守的との見方のほか、配当金も前期と同水準としているが、前日に大きく上昇した反動もあって、戻り売り圧力が強まった。


<7240> NOK 1097 -108
急反落。前日に第1四半期決算を発表、自動車や建機の需要減少を映してシール事業が低迷し、営業損益は87.4億円の赤字となった。上半期は165億円の赤字予想であったが、今回通期予想も公表、228億円の赤字見通しとしている。下半期の赤字継続見通しにはネガティブなインパクトも強まる格好へ。また、未定としていた配当金に関しても、年間配当金は25円で前期比12.5円の減配計画としている。


<1893> 五洋建 615 +48
急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は81.8億円で前年同期比0.6%減益となった。上半期は27.2%の減益計画であり、想定以上に底堅い推移と評価の動きが優勢に。売上高は大きく減少したものの、国内土木や海外事業の粗利益が増加して下支えになった。受注高も同37.8%増と順調に拡大しており、通期収益予想の上振れ期待が高まる状況にもなっているようだ。


<7453> 良品計画 1473 +125
急伸。前日に発表した7月の月次動向が買い材料視されている。既存店売上高は前年同月比10.5%増、2カ月連続でのプラス成長となり、6月の同5.9%増から増収率は拡大している。巣ごもり需要の継続によって、キッチン・収納用品、化粧品、マスク、カレーなどが好調だったもよう。前日発表の衣料品専門店各社は軒並み前月から増収率を低下させており、短期的なモメンタムの強さに関心が向かう展開へ。


<9101> 郵船 1559 +34
後場プラス転換。前引け後に発表した21年3月期第1四半期決算は、連結営業利益が前年同期比63.6%増の89.47億円となった。市場予想が80億円程度の赤字だったのに対して大幅増益に。連結売上高は前年同期比11.1%減少したが、燃料費の減少などにより定期船事業、航空運送事業、物流事業の損益が改善した。併せて、通期業績の上方修正も発表、営業利益を従来の50億円から130億円に引き上げた。


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