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シュッピン—1Q減収も、売上総利益率は高水準を維持

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シュッピン<3179>は5日、2021年3月期第1四半期(20年4月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比30.8%減の58.10億円、営業利益が同79.6%減の1.08億円、経常利益が同75.4%減の1.29億円、四半期純利益が同76.0%減の0.86億円となった。

当第1四半期においては、これまでに構築してきた、購入前・購入時・購入後の流れの中で様々な情報を提供する同社プラットフォームにおいて、自社サイトの独自機能及びサービスを活用したOne To Oneマーケティングによる販売施策を実行した。また、中古商品の需要と供給を適切な水準に保つことによる売上総利益率の改善継続に注力しつつ、オンライン買取の新たなサービスとして、スマートフォンのカメラ機能による撮影で手続きができる「AIでの顔認証によるオンラインご本人確認サービス」を導入し、2回目以降の利用時にはIDとパスワードだけで本人確認が完結することで、より簡単・便利にオンライン買取が利用できるようになった。一方で、外出自粛や景況感の落ち込みによる消費マインドの低下、一部メーカーでの製造ライン停止による商品供給不足や新製品発売延期、また、入国制限にともなうインバウンド需要の落ち込み等の影響を大きく受けたことで、売上高は減収となった。なお足元の7月は、Web会員数が前月比5271人と過去最高の増加で47万3775人となった。EC売上高伸長率も前年同月比18.4%増の22.91億円と好調に推移している。

利益面では、売上総利益率については前年度から引き続き改善に取り組んできたことで高い水準を維持しているが、6月まで実施されていたキャッシュレスポイント還元政策への対抗策として自社ポイントを強化していたこともあり、販売費及び一般管理費が10.35億円(前年同期比3.8%増)となり、各利益は減益となった。ただ、営業利益は計画の0.11億円を大きく上回った。

2021年3月期通期については、売上高が前期比9.1%減の315.09億円、営業利益が同30.0%減の12.28億円、経常利益が同28.8%減の12.36億円、当期純利益が同32.4%減の8.07億円とする6月17日公表の業績予想を据え置いている。



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