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大幸薬品、チェンジ、パンパシHDなど

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<4574> 大幸薬品 2581 +222
急騰。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は27.6億円で前年同期1.8億円から急拡大している。また、決算期変更で9カ月の変則決算となる20年12月期見通しは、従来予想の37億円から55億円にまで上方修正している。消費者の衛生管理意識の高まりを背景に、感染管理事業の売上が大幅に増加しているもよう。業績上振れ期待は高かったものの、業績拡大ペースは想定以上と受けとめられている。


<3962> チェンジ 10400 +1500
ストップ高。前日に第3四半期決算を発表。累計営業益は32.9億円で前年同期比4.1倍に急拡大。つれて、20年9月期通期見通しを従来の26.2億円から34.0億円に上方修正した。「ふるさとチョイス」の取扱寄付額が想定を上回って推移したほか、NEW-ITトランスフォーメーション事業において、商材の最適化などビジネス展開への転換がスピーディに進んだことが上振れの背景。8、9月見通しは保守的とも。


<6407> CKD 1908 -130
急落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は12.8億円で前年同期比4.5倍と急拡大し、従来予想の9.6億円を上回る着地になった。一方、業績見通しを公表しており、上半期は15.3億円で同35.3%増益、通期では32.1億円で前期比38.6%減益の見通しとしている。年間配当金も12円を計画で、前期比6円の減配となる。通期の市場予想は70億円強と増益見通しであり、大幅に下回る状況となっている。


<7532> パンパシHD 2510 +188
急伸。前日に20年6月期の決算を発表、営業利益は前期比20%増益の760億円となり、会社計画の710億円、先の観測報道720億円強も大きく上回っている。計画外の在庫評価損45億円もあり、実質的に上振れ幅はより大きくなっている。21年6月期は770億円で前期比1%増益を計画、市場予想はやや下回るが32期連続での増収増益見通しを打ち出したことで安心感が先行する形に。


<1911> 住友林 1579 +215
急騰。前日に第1四半期決算を発表、経常利益は103億円で前年同期比2.1倍の水準となった。市場予想は収支均衡レベルであったとみられ、大幅な上振れ着地となっている。また、20年12月期通期見通しは従来の150億円から240億円にまで大幅上方修正、こちらも市場予想の200億円レベルを上回っている。国内・米国ともに、住宅受注、販売戸数計画を引き上げている。


<3677> システム情報 1299 -102
急落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は11.2億円で前年同期比8.2%増益、通期計画14.8億円、前期比8.6%増に沿った進捗となっている。未定としていた配当計画も発表、今期年間配当金は15円で前期比1円の増配ともしている。ただ、上半期は8.3億円で前年同期比13.7%増と2ケタ増益であったため、4-6月期は減益に転じる形になっている。決算期待は高かったため、失望売りが優勢の展開に。


<5411> JFE 796 -31
大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、税前損益は504億円の赤字、粗鋼生産の大幅な落ち込みを受けて業績も大きく落ち込んだ。また、通期見通しも公表、税前損益は1150億円の赤字を想定、市場予想は700億円程度の赤字であったとみられる。第2四半期は一段と悪化する見通しになっているようだ。厳しい決算は想定されていたものの、フリーキャッシュフロー悪化なども加わり、あらためて先行きへの警戒が増す形に。


<3853> アステリア 621 +100
ストップ高。前日に第1四半期決算を発表している。営業損益は1.6億円の黒字となり、前年同期0.7億円の赤字から黒字転換を果たしている。海外における新型コロナ感染拡大のマイナス影響はあったようだが、主力製品である「ASTERIA Warp」の販売が大幅に伸張したほか、「Handbook」の販売も堅調に推移したようだ。上半期は赤字決算との見方もあったため、ポジティブなインパクトが先行している。


<2120> LIFULL 509 +52
急騰。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は36.9億円で前年同期比9.0%増益となった。上半期実績の同42.1%増から増益率は鈍化する形になっているが、通期予想の9.8億円、前期比76.7%減の水準は依然として大きく上回っている。会社側の通期見通しは極めて保守的との見方があらためて強まる状況にもなっているようだ。


<2181> パーソルHD 1739 +105
急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は91億円で前年同期比9.4%減益にとどまり、従来予想レンジの15-30億円を大きく上回り、市場予想の35億円程度も超過する形に。新型コロナの影響は想定以上に軽微との安心感が強まっているようだ。通期計画も公表、営業利益は180-220億円のレンジで前期比半減程度を想定しているが、6-7月受注の回復状況からみて、保守的な印象は強いと判断されているもよう。



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