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ビーロット—2Q減収なるも、積極的な収益物件の仕入により販売用不動産残高は過去最高

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ビーロット<3452>は14日、2020年12月期第2四半期(20年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比37.6%減の46.03億円、営業利益が同84.2%減の2.18億円、経常損失が1.75億円(前年同期は12.11億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.86億円(同8.54億円の利益)となった。

不動産投資開発事業の売上高は前年同期比44.5%減の29.15億円、セグメント利益は同80.7%減の1.91億円となった。売却件数は8件(前年同期4件)と件数では前期を上回ったが、新型コロナウイルス感染症の影響で、海外投資家取引・大型取引がなかった影響で中小型の売却が中心となった。一方、取得した物件数は21物件(前年同期12件)となった。2020年6月から名古屋支社の営業を開始し、新たに中部圏への進出によって、事業基盤のさらなる拡大を進めてきた。また、当第2四半期末における在庫数は42件(前年同期33件)となる。

不動産コンサルティング事業の売上高は同24.3%減の6.76億円、セグメント利益は同44.7%減の2.63億円となった。関東圏を中心に案件を重ね、成約件数は8件(前年同期11件)となった。分譲マンションの受託販売は堅調に推移したが、B-lot Singapore Pte. Ltd.のコンサルティング業務が減少し、売上・利益ともに前年同期を下回った。

不動産マネジメント事業の売上高は同26.8%減の10.46億円、セグメント利益は同31.3%減の3.20億円となった。クライアントの所有不動産の管理運営受託件数が96件(前年同期77件)に増加した。管理運営受託件数は着実に伸長したが、新型コロナウイルス感染症による影響によって、宿泊施設やゴルフ場の変動賃料収入減や休業等の影響で、売上・利益ともに前年同期を下回った。2020年5月、アセットマネジメント事業の拡大のための投資運用業登録と取引一任代理等を有する会社のM&Aを実施。年内のREIT運用開始を目指し、更なる安定収益源と有力買い手候補の確保で経営基盤をより強固にする方針。

2020年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比19.4%増の300.00億円、営業利益は同24.9%増の49.79億円、経常利益は同18.7%増の41.86億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同17.1%増の28.43億円とする期初計画を据え置いている。


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