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日経平均は107円安でスタート、ソフトバンクGや富士通が軟調

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23003.58;-107.03
TOPIX;1605.76;-7.97

[寄り付き概況]

 20日の日経平均は107.03円安の23003.58円と反落して取引を開始した。前日19日の米国株式相場は下落。ダウ平均は85.19ドル安の27692.88ドル、ナスダックは64.38ポイント安の11146.46ポイントで取引を終了した。新型コロナウイルス追加経済救済策を巡り共和党・民主党指導者は交渉を再開する見通しで、当初の計画よりも規模を削減し5000億ドル前後の規模での合意の可能性が報じられ、上昇して寄り付いた。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(7月開催分)で下半期の見通し引き下げが示唆されたと同時に、次回会合での追加緩和の可能性にてついて言及がなく、利回りが上昇したことを嫌気して引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。新型コロナウイルス感染拡大や米中対立の激化に対する懸念が継続していることに加え、東京市場でも米国で昨日公表されたFOMC議事録の内容や米金利上昇などが嫌気された。一方、早朝の時間帯に一時1ドル=106円10銭台と昨日取引時間中の円の安値からさらに50銭ほど円安・ドル高に振れたことなどが株価下支え要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢となった。今日はマザーズにニューラルポケット<4056>が新規上場する。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況によると、海外投資家は9-15日に国内株を2週連続で買い越した。買越額は3710億円だった。

 セクター別では、不動産業、海運業、石油石炭製品、繊維製品、鉄鋼などが下落率上位、空運業、保険業、陸運業、パルプ・紙、建設業などが上昇率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、武田薬<4502>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ZHD<4689>、TDK<6762>、チェンジ<3962>、富士通<6702>などが下落。他方、マキタ<6586>、エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>、SMC<6273>、大和ハウス<1925>、日本航空<9201>、JR東<9020>などが上昇している。
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