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注目銘柄ダイジェスト(前場):大戸屋HD、タカショー、HUグループなど

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ルネサス<6723>:696円(+14円)
大幅反発。SBI証券が投資判断を「売り」から「買い」へ2段階格上げしていることが材料視されているもよう。目標株価も427円から1100円にまで引き上げている。想定していた以上に買収の統合効果が産業・インフラ・IoTの分野を中心に現れてきており、業績の安定感が高まっていると評価している。また、懸念要因であったのれん代の減損リスクも大きく後退と指摘へ。


HUグループ<4544>:2579円(+179円)
大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も2650円から3350円に引き上げている。足元ではPCR検査の受託件数が顕著に増加しているほか、日本の主要空港で入国者を対象に実施される抗原検査ではほぼ独占的に検査ノウハウや試薬を提供することになり、今後はポジティブ影響の拡大が期待できるとしている。投資妙味が増す展開を想定のもよう。


アニコムHD<8715>:4665円(+280円)
大幅反発。前日に1:4の株式分割実施を発表、分割基準日は9月30日となる。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性を高め、投資家層の拡大を図ることが目的としている。相対的に株価水準が高かったほか、一気に4分割とされることで、手掛けやすさは非常に強まることになる。流動性向上を先取りして短期資金の先回り買いが膨らむ形に。


サイバーダイン<7779>:420円(+19円)
大幅に続伸。除菌消毒作業ロボットが茨城県つくば市本庁舎に導入されると発表している。内閣府の地方創生臨時交付金「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の活用により実現した。同ロボットは噴霧器と紫外線による消毒ユニットを搭載しており、事前に設定されたエリアを自律的に稼働させることが可能。既に羽田空港に導入済み。その他の地方自治体などへの普及も期待できるとの見方から買いが入っているようだ。


タカショー<7590>:682円(+55円)
大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来の4億円から8.2億円に、通期では7億円から10.1億円に増額。ライフスタイルの変化によって家庭菜園やリビングガーデンのニーズが強まり、ホームセンター向けやeコマース分野の売上が拡大しているようだ。年間配当金も10円から13円に引き上げ。業績上振れ期待はあったが、想定以上の修正幅と捉えられている。


大戸屋HD<2705>:2982円(+282円)
大幅に反発。コロワイド<7616>が大戸屋HD株に対するTOB(株式公開買い付け)の期間を8月25日から9月8日までに、買付予定株式数の下限を187万2392株から151万0138株に、決済の開始日を9月1日から9月15日にそれぞれ変更している。目標とする保有割合の下限は、現保有分を合わせて45.0%から40.0%に低下する。ただ、TOB価格は1株につき3081円で変えておらず、サヤ寄せする動きが出ている。


アサヒ<2502>:3579円(-77円)
反落。国内外での公募増資2087万5700株、自己株式処分による売出2530万株、オーバーアロットメントによる売出254万1800株を実施すると発表。31年ぶりの公募増資となり、今回の増資により発行済み株式数は9.6%増加のもよう。借入金の返済など財務健全化を目的とする。もともとファイナンス実施の方針は示されていたため、ネガティブなインパクトは限定的にとどまっている。調達資金は前年に方針を示した際の水準を下回っている。


カルナバイオ<4572>:1400円(+27円)
大幅に5日ぶり反発。炎症性免疫疾患を対象として開発を進めているBTK阻害剤AS-0871について、健康成人を対象とした第1相臨床試験で被験者への投与が開始されたと発表している。中間結果は21年上期に出る予定。B細胞やマクロファージなどの細胞が活性化すると、関節リウマチなどの炎症性疾患を引き起こすと考えられており、BTK阻害薬は新規治療薬として期待されている。
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