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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、海外市場の下落が警戒

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【ブラジル】ボベスパ指数 98834.59 -2.43%
10日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2457.45ポイント安(-2.43%)の98834.59で取引を終了した。101536.5から98686.5まで下落した。

前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外市場の下落が警戒され、リスク回避の売りが優勢。また、原油価格の下落なども資源セクターの圧迫材料となった。国内では、新型コロナウイルス感染状況が改善されていないことが引き続き警戒材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2897.55 +0.75%
10日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比21.48ポイント高(+0.75%)の2897.55で取引を終了した。2858.65から2897.55まで上昇した。

中盤はマイナス圏に転落したが、その後は再び買い戻された。景気対策への期待が高まっていることが指数をサポート。プーチン大統領はこのほど、雇用安定を維持するため、関連サポート策を継続する方針を示した。一方、指数の上値は重い。欧米市場の下落などが指数の上値を押えた。

【インド】SENSEX指数 38840.32 +1.69%
10日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比646.40ポイント高(+1.69%)の38840.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同171.25ポイント高(+1.52%)の11449.25で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。前日の欧米市場の上昇を受け、インド株にも買いが先行。また、農村部経済に回復の兆しが現れているとの報告も好感された。国内メディアによると、農村部における鉄鋼などの需要増を受け、鉄鋼業界は生産体制を調整しているという。

【中国本土】上海指数総合 3234.82 -0.61%
10日の上海指数総合は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比19.80ポイント(0.61%)安の3234.82ポイントと続落した。約1カ月半ぶりの安値水準を切り下げている。

米中対立の激化が警戒される流れ。米国務省は9日、大学や研究機関などから軍事関連の情報が流出する恐れがあるとして、6月以降に中国人1000人以上のビザ(査証)を取り消したと報告した。米中両国はこのところ、制裁や規制の応酬を繰り返している。トランプ米大統領が7日、中国とのデカップリング(経済など各種関係の分断)に改めて言及するなど、対立はエスカレートしつつある状況だ。中国の政策期待などで指数はプラス圏で推移する場面がみられたものの、上値は重く、引けにかけて下げ幅を広げている。
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