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FOMCで追加緩和につながる議論が活発となるか 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)

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皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。

先週のドル・円は106円を挟んだ水準で推移しました。米国株式の下落を意識してリスク選好的な円売りは縮小し、ドル・円は106円38銭から105円80銭まで下げた後、106円台に戻したが、週後半は106円台前半で上げ渋る状態が続きました。

ユーロ・円は、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測が浮上し、一時124円43銭まで下落しました。その後、ECBのラガルド総裁は10日、ユーロ高に過剰に反応する必要はないとの見解を表明したことから、ユーロ・円は126円46銭まで買われましたが、米国株安を嫌気して125円台前半まで反落しています。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?各通貨の見通しについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

ドル・円は『もみ合い』を予想しています。自民党総裁選では大方の予想通り菅官房長官が選出され、リスク回避的な円買いが後退すると見込まれる一方、米国で9月15-16日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)では『追加緩和につながる議論が活発となる可能性があることから、ドルに下押し圧力がかかりやすいだろう』と伝えています。

ユーロ・円については『もみ合い』を予想しています。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がユーロ高を容認する姿勢が伝わったことは引き続きユーロの下支えとなりそうです。ただ、『英国と欧州連合(EU)との通商協議の決裂が警戒され、リスク回避的なユーロ売り・円買いが拡大する可能性は残されている』と分析しています。

ポンド・円については『弱含み』を予想しています。英国の国内市場法案をめぐり『欧州連合(EU)との通商協議に不透明感が広がり、ポンドは買いづらい展開』を見込んでいます。また、英中央銀行は今週、政策金利の据え置きを発表するとみられますが、『マイナス金利導入への思惑が広がれば、ポンドは一段安となろう』と推察しています。

豪ドル・円は『底堅い展開』を予想しています。豪準備銀行(中央銀行)の発表する9月理事会議事要旨が『引き続き豪ドルの下支えとなる』と伝えるほか、今週発表される8月雇用統計の結果も注目となりそうです。一方、『豪中間では、ジャーナリストの拘束や捜査をめぐる問題も浮上して関係悪化が拡大』していることは、『豪ドルの重しになる』と伝えています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子


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