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日経平均は131円安でスタート、ソフトバンクGや日立が軟調

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23215.00;-131.49
TOPIX;1634.61;-9.64

[寄り付き概況]

 24日の日経平均は131.49円安の23215.00円と続落して取引を開始した。前日23日の米国株式相場は反落。ダウ平均は525.05ドル安の26763.13ドル、ナスダックは330.65ポイント安の10632.99ポイントで取引を終了した。良好な小売り決算や新型コロナウイルスワクチン実用化への期待感から上昇して寄り付いた。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が2日目となる下院特別委員会での証言でパンデミック危機からの回復が依然不透明だと懸念を再表明、投資家心理が悪化し下落に転じた。ハイテクの下落も手伝い引けにかけては下げ幅を拡大した。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。欧州などでの新型コロナ感染再拡大や、米国の追加経済対策の見通しが立たないことなどが嫌気された。一方、外為市場で1ドル=105円30銭台と昨日午後の円の高値からさらに20銭ほど円安・ドル高方向に振れていることや、大きく下がれば日銀によるETF買いの思惑が働くこと、また、9月末の配当取りの買いが指摘されていることなどが株価下支え要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、今日はトヨクモがマザーズに、グラフィコ、まぐまぐがジャスダックに上場した。

 セクター別では、全業種が値下がり。鉄鋼、非鉄金属、保険業、不動産業、情報・通信業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、ソフトバンク、ホンダ、日立、神戸物産、日本航空、三菱UFJ、大和ハウス、アサヒ、楽天などが下落。他方、島忠、サイボウズ、SHIFT、武田薬、NTT、JR東、スズキなどが上昇している。

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