fbpx

平山 Research Memo(5):2020年6月期はコロナ禍も、売上高、営業利益、経常利益ともに2ケタ増収増益

マネーボイス 必読の記事



■業績動向

1. 2020年6月期の業績概要
平山ホールディングス<7781>の2020年6月期の連結業績は、売上高で前期比10.2%増の22,970百万円、営業利益で同88.2%増の380百万円、経常利益で同61.3%増の396百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同19.4%減の293百万円となった。2020年3月以降のコロナ禍の影響で一部顧客からの受注が減少したほか、海外からの研修ツアーが中止になったことなどにより、売上高は会社計画に対して若干未達となったが、9期連続で過去最高を更新した。一方、営業利益は大規模請負事業所における自社コンサルタントによる現場改善の効果が想定以上に出たほか、技術者派遣事業での海外人材の配属が順調に推移したこと、本社・支店などでRPAの導入を進め、間接部門の生産性が向上したことなどにより会社計画を上回って着地した。

唯一、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比で減益となった。2019年6月期に引き続き消費税等簡易課税差額収入を特別利益として725百万円計上したが、Fun to Funの大口取引先が経営破綻し、同取引先の売掛債権が回収困難になったことに伴う貸倒損失111百万円や減損損失311百万円など合わせて特別損失507百万円を計上したことが要因となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


いま読まれてます

記事提供:
元記事を読む

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー