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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値下がり、域外マネーの流出も目先の懸念材料

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【ブラジル】ボベスパ指数 99334.4 +0.84%
14日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比831.6ポイント高(+0.84%)の99334.4で取引を終了した。98501.4から99570.8まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジで推移した。新型コロナウイルス・ワクチンの早期実用化への期待が高まっていることが支援材料。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、海外市場の下落が指数の上値を抑えた。

【ロシア】MICEX指数 2856.08 +0.95%
14日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比26.85ポイント高(+0.95%)の2856.08で取引を終了した。2824.12から2857.47まで上昇した。

売りが先行した後は買い戻され、その後も上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、ロシア政府が2番目となる新型コロナウイルスのワクチンを承認したことも、同国の経済活動の正常化期待を高めた。このほか、3月下旬から原則的に停止していた航空の国際線について、11月1日から日本路線の再開を認めた。一方、海外市場の下落が指数の上値を抑えた。

【インド】SENSEX指数 40794.74 +0.42%
14日のインドSENSEX指数は10日続伸。前日比169.23ポイント高(+0.42%)の40794.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同36.55ポイント高(+0.31%)の11971.05で取引を終えた。

マイナス圏で推移した後は終盤にプラス圏を回復した。外国人投資家(FII)の買い越しが支援材料。FIIはこの日までに3日連続の買い越しとなった。また、IT大手インフォシス(INFO)の好業績報告も同セクターの物色手掛かり。インフォシスはきのう14日、7-9月期は20.5%増益したと報告した。

【中国本土】上海総合指数 3340.78 -0.56%
14日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比18.97ポイント安(-0.56%)の3340.78ポイントと4日ぶりに反落した。

売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は前日までの3日続伸で、約1カ月半ぶりの高値水準を回復していた。域外マネーの流出も目先の懸念材料。中国・香港間の相互取引スキームを通じた14日前場の売買では、香港経由の本土株売買が再び売り越しに転じた。指数は後場に入り、下げ幅をやや広げている。
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