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米大統領選前最後の直接対決、TV討論会に注目 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)

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皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。

ドル・円は週初に105円85銭まで買われた後、105円04銭まで下落する弱含みな展開となりました。週半ばにクラリダ米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が、「米国経済の回復には1年以上かかる」との見方を伝えたことや、ムニューシン米財務長官が「大統領選前の追加経済対策の合意は困難」との見解を示したことから、リスク回避のドル売り・円買いが優勢となったようです。

ユーロ・円は週初に125円03銭まで買われましたが、一時123円03銭まで反落しています。ドイツの景況感悪化やフランス、ドイツ、スペインなどで新型コロナウイルスの感染増加が報じられており、今後の経済見通しへの懸念からユーロが売られやすい展開となったようです。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?各通貨の見通しについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

ドル・円は『もみ合い』と予想しています。米大統領選まで残すところ約2週間となりましたが、『最新の情勢調査によると、バイデン候補はトランプ大統領をリードしており、複数の州で支持率は10ポイント程度まで拡大しているもよう』と報じられています。10月22日に予定されているTV討論会でのトランプ大統領とバイデン候補の直接対決にて、『トランプ大統領が巻き返せるか』が注目となりそうです。

ユーロ・円については『弱含み』を予想しています。引き続き、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大による警戒から『リスク選好的なユーロ買いは抑制される見込み』と伝えています。また、欧州各都市で行われている制限措置のすみやかな解除は期待できないとみられており、『マークイットの10月製造業・サービス業PMIが市場予想を下回った場合、域内経済の悪化を懸念したユーロ売りがやや強まる可能性がある』と推察しています。

ポンド・円は『もみ合い』を予想しています。『英ジョンソン政権が欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)の交渉決裂を回避すればポンドの買い戻しが広がる見通し』と伝えています。ただ、英国経済の先行き不透明感や、ロンドン市内における行動規制の強化、英中央銀行によるマイナス金利導入への思惑などが『ポンド相場の反発を抑制する要因になりそうだ』と見通しています。

豪ドル・円は『弱含み』を予想しています。『豪準備銀行(中央銀行)のロウ総裁が前週の講演で、政策金利を0.25%から0.10%まで引き下げる可能性に言及したことが引き続き材料視され、豪ドルは売られやすい』と伝えています。また、10月理事会議事要旨の発表が注目されるほか、中国からの政治的・経済的圧力が懸念材料としてあげられています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子


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