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20日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で反発、消費関連上げ目立つ

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20日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.44ポイント(0.47%)高の3328.10ポイントと反発した(上海A株指数は0.47%高の3488.03ポイント)。

中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。来週26日には、重要会議である第19期中央委員会・第5回全体会議(5中全会)がスタートする。報道によれば、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大と米中摩擦の激化など外部リスクの高まりを受け、海外の需要や技術への依存度を減らし、「内部循環」による経済成長を促すことがテーマだ。前日までに主要経済指標の発表が一巡し、投資家の関心が改めて来週の会議に移ったといえる。欧米でコロナ感染が再拡大するなか、世界経済の停滞を懸念した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は後場途中からプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、消費関連の上げが目立つ。大手小売グループの重慶百貨(600729/SH)が4.3%高、醤油メーカー中国大手の仏山市海天調味食品(603288/SH)が4.0%高、業界大手の重慶ビール(600132/SH)が3.8%高、白酒最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.1%高で引けた。自動車株も急伸。長城汽車(601633/SH)が10.0%上昇し、上場来高値を1週ぶりに更新した。医薬品株、ハイテク株、公益株、インフラ関連株の一角なども買われている。

半面、金融株はさえない。中国建設銀行(601939/SH)が2.6%安、中信銀行(601998/SH)が1.9%安、中信建投証券(601066/SH)が2.7%安で取引を終えた。素材株、エネルギー株、不動産株、運輸株の一角も売られている。

一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が2.17ポイント(0.87%)高の252.94ポイント、深センB株指数が5.57ポイント(0.59%)高の950.26ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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