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日経平均は反落、米経済対策やコロナワクチンの行方に懸念

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日経平均は反落。21日の米国市場でNYダウは反落し、97ドル安となった。追加経済対策を巡る協議を睨んだ展開で、政府高官が早期合意に対し慎重な見解を示すと下落に転じた。ブラジルで新型コロナウイルスワクチンの臨床試験に参加していた患者が死亡したと伝わったことも投資家心理を冷やした。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで113円安からスタートすると、後場には一時23436.17円(前日比203.29円安)まで下落。ただ、23400円台に位置する25日移動平均線水準では押し目買いも入り、下げ渋った。

大引けの日経平均は前日比165.19円安の23474.27円となった。東証1部の売買高は8億6317万株、売買代金は1兆7740億円だった。業種別では、空運業、医薬品、電気・ガス業が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、非鉄金属、ゴム製品、パルプ・紙の3業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は18%となった。

個別では、任天堂<7974>、ソニー<6758>、キーエンス<6861>、トヨタ自<7203>などがさえない。売買代金トップのソフトバンクG<9984>は小幅に下げた。来春の首都圏での終電繰り上げを発表したJR東<9020>が3%の下落となり、前日に島忠<8184>買収合戦への参加観測が報じられたニトリHD<9843>は4%を超える下落。また、これまで上昇の目立っていた中小型株で手仕舞い売りがかさみ、MDV<3902>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、日経平均への寄与が大きい値がさのファーストリテ<9983>やファナック<6954>、東エレク<8035>は小じっかり。10月既存店売上が好調だった西松屋チェ<7545>は3%の上昇となった。また、業績上方修正を発表したレッグス<4286>やNOK<7240>、映画「鬼滅の刃」関連銘柄として人気が続くSKジャパン<7608>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
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