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28日の香港市場概況:ハンセン0.3%安で続落、アリババとテンセントは最高値

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28日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比78.39ポイント(0.32%)安の24708.80ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が39.74ポイント(0.40%)安の9963.36ポイントとそろって続落した。売買代金は1326億2400万香港ドルとなっている(27日は1305億2000万香港ドル)。

欧米の新型コロナ感染再拡大を懸念した売りが先行する流れ。米国中西部では27日、新規感染数や入院数が過去最多を更新した。フランスやドイツが感染急拡大に対処するため、ロックダウン(都市閉鎖)など制限措置の導入を検討している——とも伝わっている。世界景気の先行き不安が強まる状況だ。ただ、下値は限定的。主要企業の決算発表が本格化する中、多くの企業で足元の業績改善が目立っている。また、中国共産党の重要会議、第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が開催中とあって(26~29日)、政策に対する期待感も根強い。香港の各指数は一時、プラス圏で推移した。(亜州リサーチ編集部)


ハンセン指数の構成銘柄では、通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が5.0%安、金融大手グループのHSBC(5/HK)が3.4%安、保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)と石油・化学大手の中国石油化工(サイノペック:386/HK)がそろって3.2%安と下げが目立った。

セクター別では、空運が安い。中国国際航空(753/HK)が3.4%、中国南方航空(1055/HK)が3.3%、中国東方航空(670/HK)が3.0%、国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が2.5%ずつ下落した。

本土系不動産セクターもさえない。融創中国HD(1918/HK)が1.8%安、雅居楽集団HD(3383/HK)が1.5%安、龍湖集団HD(960/HK)が1.4%安、万科企業(2202/HK)が1.2%安、華潤置地(1109/HK)が1.1%安で引けた。

半面、ハイテクやITの「ニューエコノミー」関連はしっかり。ハンセン科技指数は1.4%高と続伸した。組み入れウエート上位の「ATMX」銘柄では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が2.5%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.7%高、美団点評(メイトゥアン・ディエンピン:3690/HK)が5.3%高、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が1.4%高で取引を終えている。アリババとテンセント、美団点評は上場来高値をそろって更新した。アリババについては、傘下企業の新規株式公開(IPO)人気化が手がかり。マ蟻科技集団(アント・グループ:6688/HK、688688/SH)のIPOでは、マージンローン(IPOに応募する投資家向けの融資)を利用した応募額が香港で公募開始初日の27日に2173億香港ドル(約2兆9300億円)まで膨らんだ。

業績動向を手がかりにした物色もみられる。豚肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が6.9%高と急伸した。同社の1~9月期決算は13%減益だったものの、減益率は中間期の44%から縮小している。このほか、コンテナ生産で中国最大手の中国国際海運集装箱(中国国際コンテナ:2039/HK)が9.2%高。同社の1~9月期決算は10%増益を確保し、第3四半期ベースで前年の赤字から黒字に転換した。発電大手の華能国際電力(902/HK)は3.8%高。1~9月期決算は69.3%増益を達成した。

一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.46%高の3269.24ポイントで取引を終えた。消費関連株が高い。自動車株、素材株、ハイテク株、海運株、医薬品株、証券株なども買われた。半面、銀行・保険株は安い。空運株、エネルギー株、不動産株も売られた。

亜州リサーチ(株)



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