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南アランド円は堅調に推移しそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

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皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アランド円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、南アランド円の動向について『堅調に推移しそうだ』と予想しています。南アフリカの経済は、『新型コロナウイルスが世界的に流行する中、大きく縮小した』として、4~6月期実質GDP(国内総生産)について『季節調整済みの年率換算で前期比マイナス51.0%と大幅減となった。昨年7~9月期から4四半期連続で前期比マイナスとなった』と伝えています。南アフリカ中央銀行は、『9月、今年通年の成長率見通しを従来予想のマイナス7.3%からマイナス8.2%に下方修正。ただ、来年については3.7%から3.9%に引き上げた』とのことです。

続けて、『ラマポーザ大統領は今月15日、新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の復興計画を公表した。学校現場での補助的業務や国・自治体の公共工事などで80万人分の雇用を創出するというもの』と述べています。南アフリカの失業状況は深刻で、『4~6月だけで200万人以上が仕事を失った。ラマポーザ氏は、10月までとしていた失業者に対する月350ランド(約2200円)の給付金を3カ月延長することも明らかにしたが、厳しい財政状況のため、恒久化や増額は難しいとの認識を示した』と現状を伝えています。

また、『南アフリカ中央銀行は2020年の実質国内総生産(GDP)成長率がマイナス8%を下回る可能性があるとみている。ラマポーザ大統領はエネルギー、通信、港などのインフラ建設を加速し、今後4年間で1兆ランドの民間投資を集める考えも示した』と言及。

ただ、『南アフリカの財政は急速に悪化しており、民間資本が主だとしても財源を疑問視する声は多い。5年前に50%だった公的債務の対GDP比は20年に8割を超えるともみられている』と指摘しています。一方、『ラマポーザ大統領は政府による景気浮揚策を通じ、今後10年間に平均して年3%の成長が可能になるとの見通しも述べた』と述べています。

南アフリカ最大の貿易相手国である中国については、『新型コロナウイルス感染を抑え込んでいち早く経済活動を再開させた』と伝えており、『そのため、中国の第3四半期(7~9月期)GDPは5.2%が予想されているが、これは南アランドをサポートしよう』と考察しています。

今週は『28日に予定されている中間予算(ミニバジェット)の発表がもっとも注目される』としており、『ムボウェニ南ア財務相が発表するミニバジェットは、ラマポーザ南ア大統領が先週打ち上げた経済復興計画案をどのように配分するか注目される』と示唆しています。経済指標としては、『28日に9月消費者物価指数(CPI)、29日に9月生産者物価指数(PPI)、30日には9月貿易収支が発表される』と伝えています。

南アランド円の今週のレンジについては、『6.20円~6.60円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月27日付「【南アランド円、今週の予想(10月26日)】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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