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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続落、海外市場の下落を受け

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【ブラジル】ボベスパ指数 96582.16 +1.27%
29日のブラジル株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1213.40ポイント高(+1.27%)の96582.16で取引を終了した。93386.6から96688.3まで上昇した。

前半はマイナス圏で推移したが、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、7-9月期の米国内総生産(GDP)が前期比で大幅に改善したことも好感された。一方、国内や欧米で新型コロナウイルス感染の再拡大などが引き続き圧迫材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2709.04 +0.58%
29日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比15.58ポイント高(+0.58%)の2709.04で取引を終了した。2682.68から2728.97まで上昇した。

中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、終盤は再び買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、7-9月期の米国内総生産(GDP)の改善なども世界景気の急悪化懸念をやや緩和させた。一方、指数の上値は重い。原油価格の続落が指数の上値を押えた。

【インド】SENSEX指数 39749.85 -0.43%
29日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比172.61ポイント安(-0.43%)の39749.85、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.80ポイント安(-0.50%)の11670.80で取引を終えた。

中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。海外市場の下落を受け、インド市場にもリスク回避の売りが広がった。国内では、農作物が豪雨で被害を受けているとの報告がインフレ率の加速懸念を強めた。また、国民の半数以上が新型コロナウイルス流行で収入減に直面しているとの報告も、消費の低迷懸念を強めた。

【中国本土】上海総合指数 3272.73 +0.11%
29日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.49ポイント高(+0.11%)の3272.73ポイントと3日続伸した。

中国政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国共産党の重要会議、第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)は本日閉幕した。米中対立や新型コロナウイルス禍で疲弊した経済を立て直すため、各種の刺激策が近く打ち出される——との見方が市場で流れている。欧米で新型コロナ感染が再流行するなか、世界経済の先行き懸念で売りが先行したものの、指数は中盤からプラスに転じた。
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