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日経平均は11円安でスタート、トヨタやキーエンスが下落

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23320.71;-11.23
TOPIX;1604.58;-6.35

[寄り付き概況]

 30日の日経平均は11.23円安の23320.71円と5日続落して取引を開始した。前日29日の米国株式相場は反発。ダウ平均は139.16ドル高の26659.11ドル、ナスダックは180.73ポイント高の11185.59ポイントで取引を終了した。原油価格の下落を警戒し寄り付き後に下落した。しかし、7-9月期GDP速報値が4-6月期の過去最大の落ちこみから予想以上の回復を示し過去最大の伸びを記録したほか、週次新規失業保険申請件数も予想以上に減少し回復期待が広がったことに加え、新型コロナウイルスの治療薬やワクチン開発期待から上昇に転じた。引け後に予定されている主要ハイテク決算への期待も高く堅調に推移した。

 米国株高を受けた今日の東京株式市場だが寄付き段階では売りが先行した。欧米での新型コロナ感染拡大に加え、日本でも感染再拡大への懸念が指摘されており、また、米大統領選に絡んだ米国政治の混乱を警戒する向きも多く、引き続き上値抑制要因となった。一方、20年4-9月期決算発表が佳境となる中で業績予想の上方修正が増えていることなどが株価支援要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。今日はRetty<7356>がマザーズに上場した。なお、取引開始前に発表された経済統計は、9月の完全失業率(季節調整値)は3.0%で前月比横ばいだった。QUICKがまとめた市場予想の中央値は3.1%だった。9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.03倍で前月から0.01ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中心値と同じだった。10月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値)は生鮮食品を除く総合が101.4と前年同月比0.5%下落した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は0.5%下落だった。鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比4.0%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は前月比3.1%上昇だった。

 セクター別では、医薬品、精密機器、パルプ・紙、その他製品、化学などが値下がり率上位、ガラス土石製品、海運業、石油石炭製品、空運業、ゴム製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、トヨタ<7203>、日本電産<6594>、キーエンス<6861>、ネクソン<3659>、エムスリー<2413>、花王<4452>、第一三共<4568>、三菱電機<6503>、富士通<6702>、アサヒ<2502>、シマノ<7309>、セコム<9735>などが下落。他方、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、パナソニック<6752>、ルネサス<6723>、AGC<5201>、KDDI<9433>、ZHD<4689>、アステラス薬<4503>、ZOZO<3092>、レーザーテック<6920>、キヤノン<7751>、富士フイルム<4901>、デンソー<6902>、SMC<6273>などが上昇している。
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