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日経平均は5日続落、手仕舞い売りかさみ23000円割れ

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日経平均は5日続落。29日の米国市場でNYダウは5日ぶりに反発し、139ドル高となった。経済指標の予想以上の改善が好感されたうえ、引け後に決算発表を予定していた主要ハイテク企業にも期待感から買いが入った。ただ、決算発表したアップルが時間外取引で売られ、米株価指数先物も下落。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで11円安からスタートすると、来週の米大統領選を前に手仕舞いの売りも出て、下げ幅を広げる展開となった。引けにかけて22948.47円(前日比383.47円安)まで下落する場面があった。

大引けの日経平均は前日比354.81円安の22977.13円となった。終値で23000円を割り込むのは8月28日以来。東証1部の売買高は13億1380万株、売買代金は2兆6377億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、パルプ・紙、精密機器、証券、その他金融業、医薬品が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は11%となった。

個別では、武田薬<4502>やOLC<4661>が決算を受けて大きく下落し、東エレク<8035>も決算評価こそ高かったものの、材料出尽くし感から売りに押された。日本電産<6594>のように高値圏にあった銘柄は利益確定の売りが出て、やはり下げが目立った。その他、売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>などが軟調で、決算発表銘柄では京セラ<6971>が急落。また、eBASE<3835>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、アドバンテス<6857>やファナック<6954>、パナソニック<6752>は決算が好感されて逆行高。特にアドバンテスは9%を超える大幅な上昇となった。島忠<8184>はニトリHD<9843>が対抗TOB(株式公開買付け)を発表したことで、TOB価格前後まで急伸。また、米子会社がナスダックに新規上場したサンケン電<6707>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
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