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13日の中国本土市場概況:上海総合0.9%安で4日続落、「科創板」は逆行高

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13日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比28.57ポイント(0.86%)安の3310.10ポイントと4日続落した(上海A株指数は0.86%安の3469.23ポイント)。


中国指標の下振れが引き続き嫌気される流れ。11日公表された10月の中国金融統計では、人民元建て新規融資が前月実績から大幅に縮小し、市場予想を下回った。また、週明け16日には、10月の小売売上高など各種経済指標が発表される。結果を見極めたいとするスタンスも買い手控え要因となった。米中対立の警戒感もくすぶる。トランプ米大統領は12日、米国の投資家が中国人民解放軍と関連のある企業に投資することを禁ずる大統領令に署名した。(亜州リサーチ編集部)


金融株が下げを主導する。興業銀行(601166/SH)が3.9%安、招商銀行(600036/SH)が2.3%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.9%安、中国平安保険(601318/SH)が2.4%安で引けた。消費関連株、自動車株、エネルギー株、公益株、医薬品株、素材株、インフラ関連株なども売られている。


半面、ハイテク株はしっかり。パワーエレクトロニクス用半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が5.9%高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が4.0%高、半導体組立・検査で中国トップの江蘇長電科技(600584/SH)が3.4%高で取引を終えた。上海市場のハイテク企業向け市場「科創板」では、上海科創50(Star50)が1.7%高と続伸している。このほか、自動車株、海運株、防衛関連株も買われた。


一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が0.08ポイント(0.03%)安の249.21ポイント、深センB株指数が3.73ポイント(0.39%)安の952.94ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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