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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、欧州市場の下落もロシア株の売り圧力を強めた

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【ブラジル】ボベスパ指数 107378.92 +1.26%
23日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1336.45ポイント高(+1.26%)の107378.92で取引を終了した。106050.5から107495.4まで下落した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジで推移した。米株高が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、新型コロナウイルス・ワクチン接種がが米国内で約3週間以内に開始する可能性が出ていることを受け、海外への普及期待も高まった。国内では、経済指標の改善が早期の景気回復期待を高めた。11月22日まで1カ月間の貿易黒字は前回から大幅に拡大した。

【ロシア】MICEX指数 3047.06 -0.13%
23日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比3.98ポイント安(-0.13%)の3047.06で取引を終了した。3094.06から3042.61まで下落した。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。英国や欧州連合(EU)がロシアに制裁を加えるとの観測が指数の足かせとなった。また、欧州市場の下落もロシア株の売り圧力を強めた。一方、原油価格の上昇などが指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 44077.15 +0.44%
23日のインドSENSEX指数は続伸。前日比194.90ポイント高(+0.44%)の44077.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同67.40ポイント高(+0.52%)の12926.45で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。インド経済が10-12月期にもプラス成長に転換するとの観測や製造業が7-9月期に改善の兆しを示したとの報告が好感された。また、新型コロナウイルス・ワクチンをめぐり、インドでの接種が早ければ来年2月にも実施されるとの観測も、経済活動の早期回復期待を高めた。

【中国本土】上海総合指数 3414.49 +1.09%
週明け23日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比36.76ポイント高(+1.09%)の3414.49ポイントと4日続伸した。8月に付けた年初来高値(終値で3451.09ポイント)に接近している。

投資家のリスク選好スタンスが強まる流れ。中国の政策に対する期待感が続いたほか、商品市況高が追い風となった。WTI原油先物は先週末に反発し、23日の時間外取引でも高く推移している。20日のロンドン金属市場(LME)では、アルミや銅など主要産品が軒並み上昇した。
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