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NY金は下げ止まりへ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

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皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、直近の金相場について『新型コロナのワクチンが開発されたとの報道を受けて、金は下落が続いていたが、下げ止まったようだ』と伝えています。

『ファイザー、モデルナ、アストラゼネカといった欧米の製薬会社が今月に入り、開発中の新型コロナウイルスワクチンの臨床試験で高い有効性が確認されたことを相次いで発表した』としており、『ワクチンの早期実用化への期待から景気先行きに楽観的な見方が台頭し、市場のリスクオンモードが強まった。リスク資産である株式が買われ、安全資産である米国債や金が売られた』と分析しています。

『早期の経済回復期待が高まり、よりリスクの高い資産へのシフトが進んで以来、NY金は160ドル近く下落した』とのことです。

また、『NYダウが史上初の3万ドルの大台に上昇したこともあり、金相場はピークアウトしたとの見方もある』と指摘。NY金の今回の下落について、『24日は一時1797.1ドルまで売られ、昨日は1798.6ドルの安値を付けた』と伝えていますが、『終値はいずれも1800ドルの大台を回復している』とのことで、『テクニカル的にも200日移動平均線の位置するところであったため、売り込む動きが弱まったようだ』と考察しています。

この背景には、『米連邦準備制度理事会(FRB)が12月中旬に開催する米連邦公開市場委員会(FOMC)で、景気を下支えするために量的緩和を拡大するとの見方がある』と言及。

『現在、FRBは米国債などを毎月1200億ドル(約12兆5000億円)買い入れており、これは「今後数カ月間」続ける方針だが、新指針を12月の政策会合で決める可能性がある』と示唆しており、また、『昨日公表された11月のFOMC議事要旨では、「新型コロナウイルス感染再拡大が景気回復の下振れリスク」と指摘しており、追加経済対策の実現性が後退していることがリスクを高めていると指摘した』と説明しています。

追加経済対策については、『民主党のバイデン次期政権では、新型コロナ対策を第一にしており、経済復興も主眼にしていることから、追加経済対策は早晩、合意に至ると思われる』との見解を述べています。また、『次期財務長官にはイエレン前FRB議長が就任する見込みだが、同氏はハト派的な姿勢が強いことで知られている』と伝えています。


CFTC建玉を見ると、『ファンドの買い越しは前週より増えており、1800ドル台前半の水準には指値の買いが入っているようだ』とみており、こうしたことから、『ドル安見通しのもと将来のインフレ率上昇期待が高まり、金相場は再び上昇に転じると予想する』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月26日付「【NY金は下げ止まりへ】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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