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モデルナのワクチン期待からショートカバーを誘う

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 1日の日本株市場は堅調な相場展開が見込まれる。11月30日の米国市場はNYダウが271ドル安だった。予想を下回った経済指標に加え、トランプ政権が中国の半導体メーカーや中国国営の大手石油グループをブラックリストに加える可能性が報じられると米中対立への懸念が再燃。新型ウイルス感染者数が増加基調にあることや規制強化が景気の足かせとなると引き続き懸念されたほか、共和党・民主党の譲歩の姿勢が見られず間もなく議会が休会に入ることなどから年内の追加経済対策成立期待も後退したため終日軟調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円安の26310円。円相場は1ドル104円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行が意識されるが、前日の段階でグローベックスの米株先物が弱い値動きをみせていたこともあり、想定されていた流れであろう。月末の年金売りも見込まれていたこともあり、改めて米国市場の下落を嫌気する流れにもなりづらいところである。また、VIX指数は低下しておりリスクオン状態は継続しているとみられ、利食い局面においては押し目買いの好機になりそうである。また、バイオのモデルナは同社のワクチンを30日に緊急使用許可(EUA)、欧州で条件付き製造販売承認(CMA)を申請する予定を発表し急伸しており、ワクチン期待が高まりやすいところ。そのほか、ナスダックは小幅な下げにとどまっており、半導体株の一角が買われていることも安心感につながりそうである。

 昨日の日経平均は5日線レベルまで調整しており、支持線として機能してくるようだと押し目買い意欲の強さが意識されてくる。一方でTOPIXは5日線を下回ってきており、NTTドコモ<9437>のリバランス一巡による反動もあったであろうが、ナスダックの底堅さが意識されやすく、225型優位の展開が見込まれよう。そのほか、昨日はマザーズが堅調だったこともあり、師走相場入りで個人主体の売買も活発化しやすく、中小型株の動向も注目されやすくなりそうである。資金の回転は速いだろうが、動意銘柄へは短期筋の資金が集中しやすいと考えられる。

 また、昨日は先物市場で久しぶりにクレディスイスからまとまった売り手口がみられていた。ショートの動きも出てきやすい水準と考えられ、下値の堅さが意識される局面においてはショートカバーを狙った先物主導の動きも出てきやすいところである。急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されてはいるが、ワクチン期待から押し目買い意欲も相当強そうである。
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