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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、海外環境の改善が好感

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【ブラジル】ボベスパ指数 111399.91 +2.30%
1日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比2506.59ポイント高(+2.30%)の111399.91で取引を終了した。108897.3から111839.9まで下落した。

小幅高で寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。海外環境の改善が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、中国の良好な経済指標や新型コロナウイルス・ワクチンの早期普及期待なども支援材料となった。国内では、経済指標が安定していることが買い安心感を与えた。11月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)は64.0となり、前月の66.7を下回ったものの、引き続き高水準を維持した。

【ロシア】MICEX指数 3147.79 +1.29%
1日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比40.21ポイント高(+1.29%)の3147.79で取引を終了した。3113.06から3159.03まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。海外市場の上昇が好感され、ロシア株への買いも広がった。また、新型コロナウイルス・ワクチンの早期普及期待の高まりも引き続き支援材料。一方、経済指標の悪化が指数の足かせとなった。11月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)は46.3となり、前月の46.9を下回った。

【インド】SENSEX指数 44655.44 +1.15%
1日のインドSENSEX指数は反発。前日比505.72ポイント高(+1.15%)の44655.44、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同140.10ポイント高(+1.08%)の13109.05で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。経済指標の上振れが支援材料。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率はマイナス7.5%となり、前期のマイナス23.9%と市場予想のマイナス8.2%を上回った。また、新型コロナウイルス・ワクチンの早期普及期待の高まりも好感された。モディ首相はこのほど、ワクチン問題で製薬3社とオンライン会談を開催したと報じられた。

【中国本土】上海総合指数 3451.94 +1.77%
1日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比60.18ポイント高(+1.77%)の3451.94ポイントと反発した。約2年10カ月ぶりの高値水準を回復している。

官民の指標上振れが好感される流れ。前日公表された11月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が予想を上回ったことに続き、この日発表された同月の財新中国製造業PMI(民間集計)は54.9となり、低下予想(53.5)に反し前月(53.6)から上昇した。約10年ぶりの高い水準に達している。中国景気の持ち直しが改めて意識された。
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