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米11月雇用統計、雇用の伸びは予想下回る、ドル下落

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米労働省が発表した11月雇用統計で失業率は6.7%と、予想通り10月6.9%から低下し
経済封鎖開始直前の3月以来の低水準まで回復した。労働参加者の減少が一因と、悲観的な見方もある。非農業部門雇用者数は前月比+24.5万人と、伸びは10月61万人から鈍化し、予想のほぼ半分にとどまった。平均時給は前月比+0.3%、前年比+4.4%と、予想+0.1%、+4.2%をそれぞれ上回った。労働参加率は61.5%と、予想外に10月61.7%から低下。不完全雇用率(U6)は12.0%と、12.1%から低下し3月来で最低となった。

11月の初旬から全米各地でウイルス感染が再拡大し規制が強化されたため企業は第2、第3の雇用削減を強いられている。

商務省が同時刻に発表した10月貿易収支は631億ドルの赤字となった。赤字幅は9月の621億ドルから拡大も、予想648億ドルは下回った。

米10年債利回りは0.90%まで低下後、0.95%まで上昇。ドルも下落後、反発。ドル・円は103円82銭まで下落したのち、104円11銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.2170ドルまで上昇後、1.2132ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・11月失業率:6.7%(予想:6.7%、10月:6.9%)
・米・11月非農業部門雇用者数:+24.5万人(予想:+46.0万人、10月:+61万人←+63.8万人)
・米・11月平均時給:前年比+4.4%(予想:+4.2%、10月:+4.4%←+4.5%)
・米・10月貿易収支:‐631億ドル(予想:-648億ドル、9月:‐621億ドル←-639億ドル)

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