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来週の相場で注目すべき3つのポイント:メジャーSQ、ECB定例理事会、機械受注などの経済指標

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■株式相場見通し

予想レンジ:上限27000-下限26400円


来週の日経平均は、11日のメジャーSQを控えてインデックスに絡んだ売買に振らされやすい展開となりそうだ。日経平均は5日移動平均線がサポートする強い上昇トレンドに変化は出ていない。ただ、これまで26800円台で上値が抑え込まれており、踊り場に差し掛かった動きとなっている。加えて前週は従来と比べて日経平均、NYダウともにボラティリティが低下気味となっている。新型コロンワクチンに対するニュースにNY、東京ともに一喜一憂する流れも継続しそうだ。


米製薬大手ファイザーが開発した新型コロナワクチンは、15日に出荷開始が予定されているが、4日にはファイザーが年内の供給目標を引き下げたと伝わったことが懸念されるなど強弱材料が混在した。また、FDA(アメリカ食品医薬品局)のワクチン諮問委員会は10日開催の会合で、ファイザーのデータを検証し、ワクチンを承認するかどうかについてFDAに勧告するスケジュールが控えている。承認されればマーケットの好感材料となる見込みだ。


ちなみに、米製薬企業モデルナのワクチンについては今月22日に出荷開始予定という報道もある。こうしたワクチン絡みのトピックスもあり、メジャーSQに向けてはロールオーバーの商いが中心となり、国内外の機関投資家が大きくポジションを取りに行く動きは想定しにくく、短期的な売買に限られそうだ。翌週には今年最後のFOMC(15-16日)と日銀金融決定会合(17-18日)を控えていることから、手控えムードも誘いやすい。


■為替市場見通し


来週のドル・円は下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)は12月10日開催の理事会で、政策金利を据え置く公算だが、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の期間延長などを含めた一段の緩和を進める方針とみられる。また、ユーロ・ドルは2018年4月以来のユーロ高水準となっていることから、ラガルドECB総裁は会見でユーロ高に対する懸念を表明する可能性がある。リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りが縮小した場合、ドル売り・円買いの取引は縮小するとの見方が多く、ドル・円は103円台で下げ渋る展開が予想される。


なお、米連邦準備制度理事会(FRB)は今月15-16日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で現行の金融政策を維持する見通し。11月開催の議事要旨から資産購入プログラムの対象年限の長期化が議論されており、長期金利の上昇は抑制される可能性がある。ガイダンス強化を織り込む動きが市場で広がった場合、リスク選好的なドル買い・円売りが大きく広がる可能性は低いとみられている。


■来週の注目スケジュール

12月7日(月):日・景気先行CI指数(10月)、独・鉱工業生産指数(10月)など
12月8日(火):日・景気ウォッチャー調査(11月)、日・家計支出(10月)、独・ZEW期待指数(12月)など
12月9日(水):日・コア機械受注(10月)、日・工作機械受注(11月)など
12月10日(木):日・景況判断BSI大企業製造業(10-12月)、欧・欧州中央銀行(ECB)定例理事会、米・アメリカ食品医薬品局(FDA)諮問委員会がファイザーとビオンテックの新型コロナワクチン巡り会合など
12月11日(金):米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(12月)など

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