温泉、その入り方で大丈夫?知らぬ間にマナー違反しているかも

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温泉にまつわる問題点、おすすめの温泉、温泉旅行術などを配信しているメルマガ『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』。今回は「温泉風呂に入るときのマナー」について紹介しています。「どこから入るのか」が重要らしいですよ!

温泉風呂はどこから入る?

タイトルを読むと「え? どういう意味?」と思うかもしれない。だが、温泉入浴のマナーとしては初級編である。

ところが、これを意外に知らない人が多いようなのでご紹介したい。

 家のお風呂ではなく、公共のお風呂、つまり共同湯や宿のお風呂に入浴する場合は、いきなり温泉が流れ込んでいる湯口の前に割り込んで入るのは、マナー違反なのである。

 これは浴槽の下手(しもて。 湯口から一番離れたところ)から入って、様子を見ながら湯口の近くへと進んでいくようにしたいもの。

 湯口からは新鮮で清潔な湯が流れ込んでいる。 源泉かけ流し温泉であれば、尚更である。 僕の大好きな大分県七里田温泉下ん湯などは、湯口のすぐ下は入ったとたんに泡まみれになるほどの炭酸泉だが、わずか1メートルほど離れただけで泡つきがぐっと減る。 よって湯口の下は特等席なのである。

 これは温泉であれば基本的にみんな同じことである。 その特等席にいきなり割り込むというのは、やっぱり上品な行為とは言いがたいわけだ。

 そろそろ紅葉のシーズンになるが、絵になる風景を求めて絶好の位置でカメラを構えている自分の前に、「あら、ここからがきれいよ」などといって割り込まれた時の腹立たしさを考えてみていただければいい。

 誰だって、一番新鮮できれいな温泉を楽しみたいのである。

 お互いにマナーを守って、気持ちよく入浴できるように心がけたいものである。

image by: Shutterstock

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『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』より一部抜粋

著者/飯塚玲児
温泉業界にはびこる「源泉かけ流し偏重主義」に疑問を投げかけた『温泉失格』の著者が、旅業界の裏話や温泉にまつわる問題点、本当に信用していい名湯名宿ガイド、プロならではの旅行術などを大公開!
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