アルツハイマーの記憶改善にブルーベリーが効果的ー米研究

2016.03.23
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by erihiro(まぐまぐ編集部)
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お菓子やスムージーで使われ、手軽に摂れるスーパーフルーツとして女性に人気のブルーベリー。そのブルーベリーが、最新の研究ではアルツハイマーに効果的だということがわかりました。

ブルーベリーがアルツハイマーに効果的

米国におけるアルツハイマー患者は現在約530万人

2025年までには40%増の700万人にまで増加すると予測されています。

そんな中、米国の研究チームが、ブルーベリーは潜在的に心臓病やガンのリスクを下げ、またアルツハイマーにも効果的であるという研究結果が発表されました。

米シンシナティ大学による1つ目の研究では、軽度認知障害がある68歳以上の47人の参加者を対象におこなわれました。

研究ではフリーズドライのブルーベリー・パウダーが配布され、参加者にはカップ1杯のベリーを1日1度摂取してもらい、それを16週間続けてもらったということです。

その結果、「記憶の改善」と「言語・理解のアクセス改善」が見られたとのこと。

またMRIスキャンをおこなうと脳の働きが活発になったこともわかりました。

同大学のKrikorian氏によると、このブルーベリーの有効的な効果は、ポリフェノールの一種のフラボノイドが抗酸化物質であるアントシアンを呼び起こすことにあると見ています。

このアントシアンは動物の認知の改善にも作用している物質でもあります。

2つ目の研究では、計測可能な認知力低下はないが、記憶喪失の経験が報告された62歳~80歳までの94人を対象としておこないました。

参加者はブルーベリーパウダーの他に、フィッシュオイルとプラシーボで検証。

Krikorian氏は、「この結果は1つ目の研究よりも強固なものではありませんが、認知力はブルーベリー・パウダーとフィッシュオイルの摂取で良くなりました。しかし、記憶の改善は少ししかありませんでした」と話しています。

2つ目の研究では期待していたほどの効果が見られませんでしたが、その原因には参加者の症状がそれほど重くなかったことがあげられるようです。

しかし、どちらの結果においても、ブルーベリーは認知障害を患っている患者にとっては有効だということがわかりました。

一方で、軽度の記憶障害や、認知症を発症していない人にとってはこの効果も出づらいということもわかっています。

現在2つ目の研究結果を踏まえ、同研究チームは肥満、高血圧、高コレステロールの人で、アルツハイマーになる可能性がある50歳~65歳までのグループを対象にブルーベリーの研究を進めています。

この研究でブルーベリーの有効性を証明できれば、アルツハイマー発症の予防に貢献することができるとのことです。

日本における認知症の患者数は、現在約200万人(2010)で、2020年には325万人までに増加する発表されています。

高齢化社会にともない増加傾向にある日本。

今後のブルーベリー研究に期待をかけたいですね。

この研究結果はカリフォルニア州サンディエゴでおこなわれたアメリカ化学会の第251回「National Meeting and Exposition」で発表されました

Image by: Shutterstock

Source by: テレグラフ, アメリカ化学会 , Eurekalert , 厚生労働省

文/MAG2 NEWS編集部

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