アルバイトを殺人未遂…しゃぶしゃぶ温野菜「ブラック労働」の実態

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飲食チェーン店「しゃぶしゃぶ温野菜」でアルバイトをしていた大学生が「不当な労働を強いられていた」として起こした訴訟。現役社労士が配信する無料メルマガ『採用から退社まで! 正しい労務管理で、運命の出会いを引き寄せろ』では、本部の「レインズ・インターナショナル」の不誠実な態度を厳しく糾弾するとともに、すべての企業にアルバイトの労務管理の見直しを訴えています。

「しゃぶしゃぶ温野菜」の事件をご存知ですか?

ブラックバイトユニオンblogによると、「しゃぶしゃぶ温野菜」の店舗で働いていた学生アルバイトのAさんが、

  1. 学業への重大な支障等に対する損害賠償
  2. 未払い賃金の支払い

を求めて、民事訴訟を提訴しました。また、同時に、店長とその夫によるAさんへの

  1. 暴行
  2. 殺人未遂
  3. 恐喝
  4. 脅迫行為

に対して、刑事告訴を行いました。

ワタミ事件でも明らかなように、不誠実な対応を行えば訴訟となって、結局、自ら破滅の道を歩みます。判決後の「ワタミ」の衰退ぶりを見れば明らかです。

「しゃぶしゃぶ温野菜」の本部及び実際に問題を起こしたフランチャイジーは、一体何を考えているのでしょう。ブラックバイトユニオンとの団体交渉を途中で一方的に打ち切ったまま不誠実な対応を繰り返しています

ブラックバイトユニオンblog:「しゃぶしゃぶ温野菜」元店長らの殺人未遂罪・暴行罪・恐喝罪・脅迫罪で告訴状を提出し、「しゃぶしゃぶ温野菜」運営会社を提訴しました

これでは、訴訟となって当然ですし、マスコミ等にこれだけ大問題として取り上げられれば、もはや、経営も立ちいかないのではないでしょうか。少なくとも、「しゃぶしゃぶ温野菜」でアルバイトをしたいという人間はいなくなるでしょう。

この事件は、「ブラックバイト初の提訴となるそうで、判決内容によっては、判例集などに、「しゃぶしゃぶ温野菜事件」として、永遠に名を残すかもしれません(労働事件の裁判では、会社名が事件名となることが普通です)。

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