日本の朝を揺るがせた北朝鮮のミサイル、頼みはアメリカだけの惨状

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8月29日に北朝鮮から発射された中距離弾道ミサイルは、北海道・襟裳岬上空を通過。Jアラートの警報音が12道県に響き渡り、一時騒然となりました。「頑丈な建物の地下に避難と言われても、そんな場所はどこにもない」など国民の間に不安が募る中、日本政府やアメリカは、今後北朝鮮の脅威にどのように対処していくのでしょうか。無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』では著者の嶌さんが、今すぐ日本政府がすべきこと、そして米国に対して求めるべきこと等について記しています。

北の脅威はアメリカ頼みだけか

北朝鮮は8月29日、中距離型の弾道ミサイルを発射した。北海道・襟裳岬上空を通過し、同岬の東約1,180キロメートルの太平洋上に落下し飛行距離は2,700キロだった。北朝鮮からの事前通告はなく、政府は発射直後に「全国瞬時警報システム・Jアラート」を発し、自治体や住民に警戒・避難を呼びかけた。Jアラートは北海道など12道県に流され、住民たちは突然のアラート報に仰天していた。と同時に「避難をして!と言われたがどこに避難していいのかわからない」と戸惑いの声が多く聞かれた。また新幹線やJRが一時運転を見合わせるなどの混乱もあった。

安倍首相は「わが国を飛び越えるミサイル発射という暴挙はこれまでにない深刻かつ重大な脅威だ」と北朝鮮を非難する一方、「政府は発射直後からミサイルの動きを完全に把握していた。緊張感をもって国民の安全、安心の確保に万全を期していく」と述べた。しかし迎撃は行なわれず北朝鮮の行動を抑止する対応は一段と困難になったことを見せつけたのが実情だ。結局、アメリカや中国、韓国などと連係して北朝鮮に強い圧力を加えるという従来の主張を繰り返すだけだった。

北朝鮮はアメリカの脅しにひるんだという見方もあったが、3日後にはミサイルを発射した結果となり、国連や関係国の警告、経済制裁などには聞く耳を持たないことを改めて知らされた格好となった。

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