スポーツショップにとって苦しい現状。しかし、未来は明るいぞ

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スポーツショップのみならず、すべての業種に当てはまる的確なアドバイスが好評の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』。今回は著者で現役コンサルタントの梅本泰則さんが、スポーツ業界のこれまでの歩みを振り返るとともに、今後生き残っていくために必要な戦略について記しています。

社員に伝える業界の歴史と未来

あなたのお店では、従業員の皆さんに、スポーツ業界の未来やお店の未来をどのように伝えておられるでしょうか。その先が暗いものであれば、なかなか希望が持てません。ですから、お店の将来の姿を明確に伝えておられる経営者もいます。もちろん成長戦略です。

とはいえ、業界全体が下降線をたどっているのであればその成長戦略もハードルが高いものになります。そのためには、業界全体の未来の姿を見通さなくてはなりません。

では、いったい業界の未来はどうなっていくのでしょうか。未来を知るには、現状を分かっておくことが必要です。そして、現状の姿は、過去からの延長線上にあると言っていいでしょう。ということは、業界の未来を考えるためにはその歴史を知っておくことも重要です。

もちろん、あなたは業界の歴史には詳しいと思います。しかし、従業員の皆さんはどうでしょう。ベテランの社員はともかく、その歴史を知らない人たちも多いようです。そこで、まずは業界の歴史について、簡単にまとめてみます。

実は、スポーツ業界の歴史は、そんなに長くはありません。業界として大きく発展をし始めたのは、せいぜい60年前のころです。もちろん、明治大正のころからスポーツ用品は販売されていました。とはいえ、本格的にスポーツ用品が売れ始めるには、1960年代を待たなくてはなりませんでした。その1960年以降の歴史を、年代順に見ていきます。

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