いじめなどに限らず、本人にしかわからない気持ちの変化によって、誰にでも起こりうる「不登校」。
そんな不登校の生徒たちを支えることができるのは、家族であり、友人であり、教師であるはず。
しかし、時として周囲の人たちの「善意」が、デリケートな思春期の心を傷つけ、余計に学校を「行きにくい場所」にしていることもあるのではないでしょうか。
そんなことを深く考えさせられるツイートが話題になっています。
投稿したのは、臨床医でもあるツイッターユーザーの羆さん(@mhlworz)。
羆さんが実際に不登校の生徒から聞いたという、学校の「善意」がどのようなものなのか、まずは当該ツイートを早速ご覧ください。
不登校の生徒いわく、
・どうすれば学校に来てもらえるか学活で5時間討論
・朝5時から担任がモーニングコール
・LINEと紙で毎日押し寄せる「みんな待ってるよ」の嵐
・「いつ帰ってきても学校楽しいよ!」と寄せ書き
こんな学校行きたいか? 担当医として教頭と相談するべな。— 羆 (@mhlworz) 2018年2月2日
「自分がその子の立場だったら」という最も大切なことが完全に見落とされてますよね・・・。
いつ治るかわからない病気の子に、大量の千羽鶴を贈るというあれもなんだかなーって感じる時があります。
ただでさえ、そっとしておいて欲しいのに朝5時から電話(しかも担任から)、LINEには大量のメッセージ、返事しなければポストに何通もの手紙が・・・。もう「行きにくい場所」が「恐怖の場所」に変わることは間違い無いと思います。。。
不登校の子いわく、学校ってfacebookみたいなものだそうだ。
みんな見栄を張っているんだか、ほんとに何かに秀でてるんだかわからんけど、そういうハッタリをかませる人がわんさといて、疲れると。
生徒同士よりも、教員同士の見えの張り合い、当てこすり、ポイント稼ぎ
が目について嫌になったと。— 羆 (@mhlworz) 2018年2月2日
生徒想いの俺たち素敵★みたいな勘違いしてる教員&学年主任にお引き取り願うには、やはり頂上決戦なんだろうな。
— 羆 (@mhlworz) 2018年2月2日
わかる気がする。。。相手はそんなつもりないんだろうけど、「オレは不登校児を見捨てずに励ます理想の教師!」「不登校の子を励ます余裕があるワ・タ・シ」っていう優越感みたいなものを、教員からもクラスメイトからも感じちゃってダメなんでしょうね。。。
何となく家に来て、お菓子でも食べながらどーでもいいこと話して、マンガ読んで帰っていく…みたいな子がいたら、意外とすんなり「学校に行こうかな」って思ったりするんじゃないのかなー。
「これの何がいけないの?」と、ピンとこなかった方は一度コチラの記事もご一読ください。
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
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