梅雨のジメジメしたシーズンなってくると、なんとなく体がだるかったり、重かったりと、けだるいモードになりがち。しかし、「けだるさ」をうまく解消するコツがあると語るのはメルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者で鍼灸師ののぶ先生。ジメジメした雨が続いていて、一日中カラダがだるいというひとに読んでもらいたい、簡単な対策を紹介しています。
これって、湿気のせい?一日中だるいのはなぜ
【だるさの原因は、酸欠かも】
梅雨の湿気とうすら寒さは、カラダを慢性的に冷やして、代謝を悪くしてしまいます。
冷えてこわばる体幹部は、深い呼吸をうながすことができず、しっかり息を吸い込めないと、活気を高めることができず、心身ともに無気力になりがちです。
積極的にカラダを動かす習慣のない人は、体幹部がこわばり呼吸が浅くなることで、気だるさや無気力、むくみや節々の痛み、胃もたれや下痢などの消化器症状に見舞われます。
【しっかり息を吸い込んで、酸欠解消】
大股で歩いたり、室内でできる体操などを取り組まれるのも効果的です。
カラダをしっかり動かすことで、深く息を吸い込むことができて、血流をうながすような運動ができたらいいですね。
同時に、軽く汗ばむことができるくらいの、服装でおこなうこともポイントです。
梅雨の湿度は意外とカラダを冷やしていますから、室内でもパーカー一枚羽織って、こうした運動など取り組まれると、よいですね。
【手軽なのはエア・腕立て伏せ】
こわばる体幹部をゆるめながら、血流をうながし、深い呼吸をいざなうには、立ったまま腕立て伏せをすると良いです。
腕立て伏せといっても、両手を前につきだすとき、同時に背中を後ろの方に張り出すような動作をしながら、息をしっかり吸い込むのが、よいわけです。
1.軽く歩幅を開いて立つ。
2.肩をあげないように両掌を前の方につきだす。
3.同時に背中を亀の甲羅のように後ろ側に張り出す。
4.踵を踏ん張りながら、下腹を引っ込めるようにして、息をできるだけ深く吸い込む。
5.息をしっかり吸い込みきる時、踵と両掌をしっかり突っ張るようにする。
6.息を深く吸い込むことを確認できたら、カラダの力をフッと抜く。
7.1~6を10回程度繰り返す。
※途中で立ちくらみをおこしそうなら、休憩する。
※座ってやっても、寝ながらやってもよいです。
運動不足になりがちな体幹部の呼吸にかかわる部分を、腕立て伏せのフォームをしながら刺激して、深い呼吸をしながら代謝を促進して、カラダのだるさを解消しましょう。
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