セブンやローソンも失敗。コンビニ内の液晶広告が失敗続きなワケ

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コンビニ業界の知られざる裏側を、内情に詳しいライターの日比谷新太さんがレポートする当シリーズ。前回の「ローソンの書店化」に続いて、今回取り上げるのは「ミニストップが新たに導入した液晶ビジョン広告」について。これまで他の大手コンビニチェーンもチャレンジしては失敗を続けているというコンビニ来店客向けの広告媒体ですが、ミニストップの試みは果たしてうまくいくのか。日比谷さんが詳しく分析しています。

ミニストップが始めた「ミニストップビジョン」

イオン系列の中堅コンビニ「ミニストップ」が、2017年1月から以下のような新たな取り組みを始めていたことを、皆さんはお気づきだったでしょうか

それは、各店舗のレジ上に「デジタルサイネージ」(デジタル技術を活用して平面ディスプレイなどに映像や文字を表示する広告媒体)を設置するという取り組み。以下の記事によると、ミニストップの店舗規模を生かした広告手段を構築し、利用客へ有益な情報を配信するため、デジタルサイネージの展開を決めた、としています。

● コンビニエンスストア初の全国展開。ミニストップ、店内に専用ディスプレイを設置しデジタルサイネージを導入

コンビニには、1日平均約900人の来店客が存在しています。今回の取り組みは、この来店客に対して商品告知を行うことで、広告収入を得ようという活動です。

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※リリース資料より

コンビニ(お店)に来店しているお客さんは、その時点で買い物モードに入っており、買い物モードの消費者に効果的な広告を打つことで、販売数もアップする。こういう考え方を「ショッパーマーケティング」と呼んでいます。

広告を出すメーカーからすると、消費者に直接リーチできる広告媒体となるため、非常に魅力的に映ります。そうなると、今回の「ミニストップビジョン」構想は戦略的には正しいように見えますが、実はこのような取り組みは、これまでセブンイレブンを始め大半のコンビニが挑戦をし、そして失敗をしてきているのです。

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