北海道地震の一週前「地震の時代に入った」と予言したメルマガ

 

さらにですね、本当に大きな規模の地震も増えているのです。日本の一般的な基準で「大地震」と断言できるのは、マグニチュード6以上の地震だと思いますが、そのマグニチュード6以上の地震の発生回数も、「8月中旬から突如として増加している」のです。たとえば、この8月に、世界で発生したマグニチュード6以上の地震の数は「21回」でした。そして…、そのうちの「19回」が8月15日以降に発生したものなのです。

下は、8月15日以降に発生したマグニチュード6以上の地震をすべてピックアップしたものです。

【2018年8月15日から31日までに発生したM6以上の地震】

8月15日 M 6.6 アラスカ・タナガ島  

8月16日 M 6.3 日本・硫黄島  

8月17日 M 6.5 インドネシア・フローレス海  

8月17日 M 6.1 コスタリカ  

8月19日 M 8.2 フィジー島近海  

8月19日 M 6.3 フィジー島近海  

8月19日 M 6.3 インドネシア・ロンボク島  

8月19日 M 6.8 フィジー島近海  

8月19日 M 6.9 インドネシア・ロンボク島  

8月21日 M 7.3 ベネズエラ  

8月21日 M 6.5 バヌアツ  

8月22日 M 6.2 米オレゴン州沿岸  

8月23日 M 6.3 アラスカ・タナガ島  

8月24日 M 7.1 ペルー南東  

8月25日 M 6.0 イラン西部  

8月25日 M 7.1 ニューカレドニア近海  

8月28日 M 6.4 マリアナ諸島

8月15日のアラスカの地震と、25日のイランの地震以外は、すべて「環太平洋火山帯」で起きています。

インドネシアのロンボク島での地震は、以前、ブログでも取りあげたことがありましたが、 約1ヶ月間にわたり相次いで発生した複数回の地震により、その死者数は550人を越えており、最近の地震災害の中でも、非常に人的被害の大きなものとなっています。

これについては下のブログ記事で取りあげました。

●インドネシア・ロンボク島の7月末からの地震での死者数が555人に。予震は1500回を超える(地球の記録 – アース・カタストロフ・レビュー 2018年8月25日)

さて、このように、この8月から、唐突ともいえるように、比較的大きな地震が激増しているわけですが、「では、今後はどうなるか」ということについて、科学的な見地を含めながら、そこに私のかなり独断的な考えを重ねまして、書かせていただこうと思います。

まず、最初に結論を書きますと、「これから2019年にかけて地震は増える」と断言していいと思われます。ブログでは「増えるかもしれない」とは書いても、「増える」と断言したことはないですが、今あるすべてのデータが、今年後半からの地震の増加を示していまして、それらのデータが示すところは、地震が増加するという以外の判断をすることが難しいほどです。これらは、すべてブログの過去記事でご紹介した、いくつかの情報や主張を総合的に判断してのものですが、ひとつひとつご説明したいと思います。

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