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2020年までは地震と火山噴火のサイクルが重なる

さて、ここまでは、「地球の回転速度の低下と大地震の関係」について書いたのですが、他にも地震が増加すると考えられる理由があります。 たとえば、今年6月に、アメリカの金融アナリストが長い間、分析と研究を続けた上で完成した、「地震と火山噴火のサイクル理論」というものをご紹介したことがありました。記事は前編後編のかなり長いもので、全体としては、下のリンクからご参照下さればと思います。

「ハワイとグアテマラは序章に過ぎない」:2011年の東北の大震災を正確に当てていた金融の世界で知られる驚くべき地震と火山噴火のサイクル理論が示す「2018年から2020年は怒濤の自然災害の時代」に(In Deep 2018年6月11日)

この記事でご紹介した内容を一言で示しますと、「2018年から2020年までは、数々の地震と火山噴火のサイクルの年が重なる時」なのです。

すでに、噴火に関しては、このアメリカの金融アナリストの分析は、現在の状況を的確に示していると思われますし、2018年後半から、2020年までは「地震の時代」というのも、この8月から始まった、「まるで地震の時代のような状態」を見ていると、あながち的外れでもないかもしれないと思います。

さらに地震が増加する可能性についての要因としましては、これも今年の春の記事で取りあげたことですが、「太陽活動極小期には火山の噴火が多くなる」ということがあります。太陽活動極小期はすなわち今であり、これから数年、あるいは場合によっては、十数年続きます。

そして、これは現行の科学で認められているものではないですが、「太陽活動が地球の地震に影響を与えている」という説は、今では決してオカルトの世界ではありません。

2015年にハンガリーの科学者が、「地震と噴火の原因のひとつは太陽活動」という学説をデータと共に提示していたものを偶然拝見したことがありました。それは、太陽活動によって起きる以下のこと、

  • 地球に到達する宇宙線の量が変わること
  • 地球の上層大気の電子に乱れが発生すること

が地震の発生と関係するという主張でした。 このハンガリーの科学者の主張に惹かれたのは、この方が、私と同じように、「地球の現象は宇宙と完全にリンクしている」と明確に書いていることでした。ブログでご紹介したその記事では、そのハンガリーの科学者は以下のように記しています。

私たちの地球が宇宙と永遠に続くリンクを持っていること を理解するには時間がかかるかもしれない。 しかし、宇宙論的尺度におけるすべての相互作用とその 活溌な事象がこの地球に現実的な影響を与えている。 (The Real Causes of Earthquakes and Volcanic Eruptionsより)

この科学者の書いた記事は、ブログの以下の記事にあります。

「新燃岳の黙示録的な噴火の光景を見て思い出す「巨大地震と火山噴火が起きる本当の理由は、宇宙線の増加と太陽活動の低下」いう数々の研究結果。そしてこれからその時代区分が始まる(In Deep 2018年4月5日)

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