2020年までは地震と火山噴火のサイクルが重なる
さて、ここまでは、「地球の回転速度の低下と大地震の関係」について書いたのですが、他にも地震が増加すると考えられる理由があります。 たとえば、今年6月に、アメリカの金融アナリストが長い間、分析と研究を続けた上で完成した、「地震と火山噴火のサイクル理論」というものをご紹介したことがありました。記事は前編後編のかなり長いもので、全体としては、下のリンクからご参照下さればと思います。
この記事でご紹介した内容を一言で示しますと、「2018年から2020年までは、数々の地震と火山噴火のサイクルの年が重なる時」なのです。
すでに、噴火に関しては、このアメリカの金融アナリストの分析は、現在の状況を的確に示していると思われますし、2018年後半から、2020年までは「地震の時代」というのも、この8月から始まった、「まるで地震の時代のような状態」を見ていると、あながち的外れでもないかもしれないと思います。
さらに地震が増加する可能性についての要因としましては、これも今年の春の記事で取りあげたことですが、「太陽活動極小期には火山の噴火が多くなる」ということがあります。太陽活動極小期はすなわち今であり、これから数年、あるいは場合によっては、十数年続きます。
そして、これは現行の科学で認められているものではないですが、「太陽活動が地球の地震に影響を与えている」という説は、今では決してオカルトの世界ではありません。
2015年にハンガリーの科学者が、「地震と噴火の原因のひとつは太陽活動」という学説をデータと共に提示していたものを偶然拝見したことがありました。それは、太陽活動によって起きる以下のこと、
- 地球に到達する宇宙線の量が変わること
- 地球の上層大気の電子に乱れが発生すること
が地震の発生と関係するという主張でした。 このハンガリーの科学者の主張に惹かれたのは、この方が、私と同じように、「地球の現象は宇宙と完全にリンクしている」と明確に書いていることでした。ブログでご紹介したその記事では、そのハンガリーの科学者は以下のように記しています。
私たちの地球が宇宙と永遠に続くリンクを持っていること を理解するには時間がかかるかもしれない。 しかし、宇宙論的尺度におけるすべての相互作用とその 活溌な事象がこの地球に現実的な影響を与えている。 (The Real Causes of Earthquakes and Volcanic Eruptionsより)
この科学者の書いた記事は、ブログの以下の記事にあります。