人間は弱い生き物ゆえ、「あの時こうすれば」といった具合についつい過去ばかり振り返り、くよくよ考えがちです。今回初登場となる無料メルマガ『人生を変えるキッカケコトバ 『バラエティ人生論』』では著者の前沢しんじさんが、3度目の国民栄誉賞も断ったイチロー選手が「電撃引退」記者会見で語った「後悔などあろうはずもない」という考え方を取り上げるとともに、冒険しない人生の寂しさを記しています。
後悔
イチロー選手が引退しました。引退記者会見での彼ならではの言い回しは、なかなか含蓄のあるものでした。そのなかで「後悔はありませんか」という問いに対して、「後悔などあろうはずがない」と。
モノは考えようです。
プロ野球選手なら優勝がいちばんの夢と聞きますが、彼は大リーグでのワールドシリーズで優勝したことがない。さらに50歳まで現役を続けると言っていたのに途中で挫折する結果になった。野球選手としては完全燃焼したかというと決してそうではない。
しかし彼は以前こうも言っています。「僕が言うことは『できるはずがない』と、いつでもバカにされたが、僕はその都度それにトライして結果を出してきた」と。その伝で言えば後悔すべきは、「チャレンジしたのに実現できなかった」ことではなく、「したいのにチャレンジしなかった」ことだ、と。だから、チャレンジして、精一杯やったら「後悔などあろうはずがない」んだと。
アメリカのある調査で、高齢者にたいして「人生で後悔していることはありますか」とインタビューしたところ、90%以上の人が「ある」と答えた。「それは何ですか?」と聞くとほとんどの人がこう答えた。
「冒険しなかったこと」。
人生は一回きり。したいことにチャレンジ!!!
ありがたいことにぼくはチャレンジしています。2010年4月、58歳で第二の起業をしていま丸8年!暗中模索。道は遠い。しかしこの8年ほど楽しかったことはない。これまでも楽しい人生だったがその比ではないほど!
そして今、明らかに光が見えている。そこに向かってわくわく邁進中です。応援支援してくれる妻と、おかげさまと、その他おおぜいの方に感謝であります。
後悔などあろうはずがない。